【ドールハウス工作】 No.288 ミニチュアおせち料理/(10) 門松、三の重の料理
今回は、ミニチュア門松です。
上の画像は前回(No.297)掲載した画像から門松の部分を切り取ったもの。全体像は前回の記事を参照して下さい。
サイズはおせちと一緒に飾れる大きさなので、「門松のミニチュア」のミニチュア、みたいなものです。
なので、実際に作る場合は、下の作り方を参考に、適宜サイズを変えて下さい。
■門松
土台は紙を使って円柱と円を作り、図(実線の部分)のように接着します。
図中の数字の単位はmm(ミリメートル)です。
実際には、円柱の直径に丁度いいサイズの丸棒があったので7mmの高さにカットして、それを芯にして(破線の部分)紙を巻いたのですが、このような芯がなくとも、好みのサイズのもの、例えばスティック糊などに紙を巻いて円柱を作ったり、ラップの芯を好みの高さに切り取って使ったり、身の回りのものでも使えると思います。
例えばスティック糊を利用して円柱部分を作るなら、形が崩れないように糊を芯にしたまま円形の紙に貼り付け、完全に乾いてからスティック糊を外します。
あとは竹と松、好みによって梅や笹、注連縄(しめなわ)などを付ければいいのですが、ここでちょっと実物の門松の画像を見てみます。(画像はWikimediaから直接表示しています。)
ブログ主のイメージする門松はだいたい左のタイプなのですが、ミニチュアを作るにあたり、調べてみたら、関西の方は右の画像のように松が長く、竹を覆うように生けるというのを知りました。
それと、画像を検索すると竹や松の周囲に巻くものも藁や竹など、色々あるようですが、これは地域の違いというよりは現代風のアレンジとかデザイン上の違いかも知れません。
タケはタミヤのプラパイプ
を使っています。これもサイズによってはホームセンターで売っているプラパイプも使えると思います。タミヤのものはこのまま竹に使うには色が白すぎるのですが、比較的柔らかいので、カッターで押し切りしても切れるので扱いやすいです。
切り口を斜めにし、外側を青竹のような色に塗っています。
次に松ですが、プリザーブドのグリーンを適宜カットして竹の周囲に接着します。順番が前後しましたが、竹や松を接着する前に、土台は藁(に模した素材)の色に合わせて塗装しておくといいでしょう。
松には下のような素材が使えると思います。(販売中止の場合やAmazonのサイトが混み合っている場合表示されない場合があります。その際はF5キーなどで再読み込みを試みて下さい。)
藁の代わりには、ブログ主は手元にあったマコモを使ったのですが、これもラフィアとか100均で手に入る畳表のようなマットとか、代用品は色々考えられると思います。
最後に黒の木綿糸を三箇所に巻きました。
■三の重(煮しめ)
ブログ主の覚え書きとして、以下に混色した粘土の色をメモしておきます。(粘土の表記についてはNo.268の記事、粘土の種類についてはNo.269の記事をお読み下さい。)
- クワイ: 〔芽〕緑+茶(+白)/〔球茎〕黄+白+黄土
- 里芋: 白+黄土+茶
- ニンジン: 赤+黄(+白)
- ゴボウ: 白+茶
- 椎茸: モデナ+茶
- 絹さや: 緑+黄(+白)
- ハス: No.268参照
- 筍: モデナ+黄土+黄
- コンニャク: モデナ+黒+ダイソー砂絵用砂(黒)
煮た野菜の透明感を出すためにモデナを使ってみたのですが、ダイソー白でもかまいません。
【参考図書】
以下の本を参考にしていますが、このブログでは材料は基本的にダイソー樹脂粘土で、ブログ主独自の方法で作っています。
ところで、今まで作ってきたおせち料理は、あらためて本を見直してみたら、1/12スケールではなくて1/6スケールでした。どうも作っていて本の説明を読み、変だなと思うことはあったのですが、ものによっては1/12くらいのスケールなのです。
例えば黒豆は1mmくらいの長さなのですが、1/12とすると実物は1.2cmくらいになります。まあ、大きめの豆ならこのくらいでもおかしくない(1/6スケールだと6mmになり、小さすぎ)ので勘違いをしていました。
大きさはブログ主の目分量、つまり、一種類か二種類の料理を作ったら、あとはそのスケールに合わせて他の料理や具材も作っていったので、だいたい1/12スケールと思って下さい。
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