【ドールハウス工作】 No.286 ミニチュアおせち料理/(8) 二の重の料理
おせち料理でまだご紹介していない料理の続き、今回は二の重の焼きもの、酢のもののうち、海老(の旨煮)などです。
■海老
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
- 白
海老はテキストを読んでもイマイチよく分からなかったので実物の海老の画像を観察して、思い切り簡略化して作ってみました。
粘土を「つ」の字にまとめて、針を使って頭・胸と腹のくびれを付け、頭部の額角(がっかく/後頭部?から伸びている角のような部分)や、第1触覚(短い触覚)はハサミで切れ込みを入れたり、余分な部分を切り落として作っています。脚は省略。
塗装は、アクリル絵具のオレンジ(パーマネントオレンジ)に赤を加えたもので縞模様を描き、上からタミヤのクリヤカラーのオレンジ+レッドを塗っています。
■穴子の八幡巻き
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
- ごぼう: 白+茶
- あなご: 白+黄土
茶色のアクリル絵具で焦げ色を付けて、ブリの照り焼き同様、木部用ニス(水性ステイン)で照りを付ける。
ところで、八幡巻きって「やわたまき」なんですね。ずっと、「やはた」だと思っていました。
と言うのも、八幡(やわた)が地名でそこの特産のゴボウ=八幡ゴボウが名前の由来ということを知らなかったからです。
八幡ゴボウをPC上(日本語変換ソフトATOK)の広辞苑で引くと「山城国八幡山(現、京都府八幡市)あたりから産出する、名物のゴボウ。淀川上下の舟へは、これを「たたき」にして売った。」とあり、関東ではなじみの少ないおせち料理の「たたきごぼう」が関西では定番のおせち料理というのもこれで謎が解けました。
また、この辺りではウナギが捕れたので、ウナギで巻いたのが元々だったようですが、ブログ主はこれまた穴子で巻くものだと思っていました。なお、テキストの八幡巻きは牛肉か何かをイメージしているようで、彩りを考えてか、ゴボウだけでなくニンジンも巻いたものです。
■松風焼き
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
- 〔白+黄土〕+タミヤ =1:2
芥子(けし)は白+黄土の粘土を硬化させてヤスリを使ってすり下ろしたもの、青のりはジオラマ用のシーナリーパウダーを使って。
■菊花かぶ
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
- 白
粘土をカブの形の丸めて硬化させ、細かい格子状の切れ込みを入れて、キッチンペーパーを湿らせたもの(or ウェットティッシュ)にしばらく挟んで粘土を柔らかくしてから菊のように広げる。
色画用紙で菊の葉を作り、鉄筆(スタイラス)で葉脈を付ける。(実際は色画用紙そのままの色ではなく、アクリル絵具で好みの色に塗っています。)
柚釜(+なます・いくら)については長くなるので、別の機会にご紹介します。
【参考図書】
以下の本を参考にしていますが、このブログでは材料は基本的にダイソー樹脂粘土で、ブログ主独自の方法で作っています。
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コメント
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ゆずごしょうさん、こんにちは
穴子の八幡巻きは好物なのですw
ミニチュアフードを作っていて(あるいは作ろうとして)思ったのは、自分が食べたい料理以外は作る気が起こらない...
まあでも、粘土はたくさん残っているので、劣化しないうちにもう少し作ってみようかと思っています。
投稿: 大師小ブログ主 | 2016/09/06 13:02
すてきなおせち!かわいいです。
穴子!リアルでおいしそうで、ビックリです。
投稿: ゆずごしょう | 2016/09/05 08:56