ミニチュアおせち料理と一緒に飾れるような門松を作りました。
台は以前の記事(No.278)でご紹介した100均のディスプレイケース(平面:11×10cmくらい)です。
この記事を最初に開いた方もいらっしゃるかと思うので、このおせち料理シリーズについて簡単に説明すると、ミニチュアフードの本を参考にしつつ、材料は基本的にダイソー樹脂粘土を使い、ブログ主独自の方法で作っています。
本に書いてあるような詳しい作り方(←正直に言って、この本、たいして詳しい作り方は書いていないのですが、)はブログでは書きませんが、ブログ主の覚え書きとして、混色した粘土の色などをメモしています。(このブログに出てくる粘土の表記についてはNo.268の記事、粘土の種類についてはNo.269の記事をお読み下さい。)
今回は、前回の記事でご紹介できなかった柚釜に関する覚え書きです。
なお、ミニチュアおせち料理はカテゴリ『おせち料理・和食』、正月の小物も含めたミニチュアは『正月』にまとめています。
■柚釜(ゆずがま)
二の重の左下隅にあるのが柚釜で、柚釜というのは柚の上部を切り取って中に柚味噌を詰めて焼いた料理という意味もありますが、柚を器のように使って中に和え物などを盛る料理(の器)もこう呼ばれます。
ここでは後者の柚釜で、中に紅白なますを入れて、上にいくらをのせています。
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
柚は白の粘土で作り、下のような細工棒(小)を使ってくぼみを付けています。
この細工棒は先端が球形ですが、柚釜の口自体は球の直径より小さくはできないので、代わりにペンや箸、筆などの柄の先端も利用できるのでないかと思います。
表面を針や爪楊枝などで突いてデコボコにして、粘土が硬化したら、表面をアクリル絵具で黄色く塗り、つや出しニスを塗ります。
■紅白なます
ここでは大根とニンジン、それと昆布を少々加えています。
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
- 大根: 白
- ニンジン: 赤+黄(+白)
- 昆布: 緑+黒(+白)
上記の粘土をローラー(No.275参照)で薄くのばし、硬化したらハサミで細く切る。柚釜に詰めるときはウェットティッシュや水に湿らせたキッチンペーパー等にしばらく挟んで柔らかくしてから丸めるようにして、内側にボンドを塗った柚釜の中に入れる。
■いくら
今回は粘土で作ったのではありませんが、透明な粘土を使わなくても、モデナやダイソー白でも作ることができます。
数の子で説明したように、透明感は模型塗料やニスで出せるからで、粘土をなるべく小さな球形に丸めます。(着色方法は後述)
しかし、いくらの粒はせいぜい6~7mm程度の直径なので、1/12スケールでは0.5mm程度となり、このサイズに粘土を丸めるのはちょっと面倒です。
それで、グラスビーズを使ってみました。。いくらのミニチュアに昔から定番で使われている穴の空いていない小さなビーズです。色の付いた小さなビーズはユザワヤ(手芸用品店)の蒲田店で見たことがあるのですが、無色、つまり透明なビーズもグラスビーズという商品名で売られています。
ユザワヤで思い出したので、ここでちょっと脱線ですが、プロレスラーの獣神サンダー・ライガーさんは石粉粘土で怪獣のフィギュアを作るのがとてもお上手です。
ブログ主は比較的最近知ったのですが、昔から知る人ぞ知る腕前で、テレビ朝日系の『大改造!!劇的ビフォーアフター』という番組の新日本プロレス寮の改築(前編、後編←この番組に登場するプロレスラーの方達が皆礼儀正しく、改築も見事で良回です。)で広く知られるようになりました。
少し調べてみたら、『俺の趣味! 第6回 獣神サンダー・ライガー ガレージキットを語る!「誕生日プレゼントは粘土が一番嬉しいです!(笑)」 』という記事があり、その中で、“ファンの方から時々「誕生日のプレゼントは何がいいですか?」って聞かれるけど、粘土をください(笑)。粘土が一番嬉しいね! ユザワヤで売ってます。”と書かれていて、手芸店で石粉粘土を買っているライガーさんを想像したら可笑しくなりました。
閑話休題。
ネットでグラスビーズを見つけたので、ブログ主はこれを使ってみました。サイズは様々あり、リンク先にも拡大画像が掲載されていますが、今回は縮尺を無視して少し大きめの0.7mmΦを使いました。
着色はタミヤアクリルのクリヤー(クリア-)のオレンジと赤を使っています。
グラスビーズと同様の商品で、ダイヤビーズという商品もあり、こちらは球形ではないので、ミニチュアのクラッシュアイスに使えそうです。
まだご紹介していない三の重の料理とミニチュア門松は別の回にご紹介します。
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