【ドールハウス工作】 No.274 ミニチュアおせち料理/(4) 数の子、昆布巻き
まず初めは前々回に説明した「祝い肴」、これさえあればおせちの体裁が整うという3種の肴の一つ、数の子です。
こんなの↓。
(下に敷いている黒い板のサイズは5×3cm)
粒が多いから子宝に恵まれる、子孫繁栄というだけでなく、親の「にしん」が「二親健在」に通じるというう縁起物です。
通常は塩漬けになっているのを塩抜きをして、だし醤油に漬けるので、もうちょっと醤油の色が染みているかもしれません。
これは、参考にしているミニチュアフードの本とは全く違う作り方で作りました。
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
- 白(あるいはモデナ)にプラモデル用塗料のクリヤーイエロー を混ぜたもの
これは透明感が欲しかったので、モデナを使いましたが、試しにダイソー樹脂粘土の白でも作ったところ、完成品を混ぜたら区別が付かなかったので、どっちでもいいようです。
クリヤーイエローはごく少量、ほんのりと黄色くなる程度で、数の子の形にまとめたら、針で全体を刺し、ブツブツした感じを出します。
硬化後、ジェルメディウムにクリヤーイエローを混ぜたものを塗って、透明感とツヤを出しました。
もう一つは昆布巻き。
昆布は「養老昆布(よろこぶ)」から、不老長寿の意味があるそうです。
昆布巻きは昆布だけを巻いたもの、魚を芯にして巻いたもの、その魚の種類も色々ありますが、ブログ主はニシンを巻いたものが一番好きなので、そのイメージで作りました。参考にしている本もはっきりとは書いていませんが、色合いからすると、どうやらニシンのようです。
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
- ニシン: 白+黄土+茶
- 昆布: 黒+緑
- かんぴょう: モデナ+黄土
この画像の段階ではニスを塗っていませんが、昆布巻きはつややかなので表面にグロス(つや出しニス)を塗ります。
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【参考図書】
以下の本を参考にしていますが、このブログでは材料は基本的にダイソー樹脂粘土で、ブログ主独自の方法で作っています。
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