【ドールハウス工作】 No.270 ミニチュアおせち料理/(2) ブリの照り焼き
ブリの照り焼きを作ってみました。
こんなの↓。
(左は塗料で着色する前、右は着色後/黒い板のサイズは5×3cm)
家庭料理としても定番的なもので、料理自体には説明は不要かと思いますが、ブリは幼魚から成長するにつれて名前が変わる、いわゆる出世魚で縁起がいいと、おせち料理にも使われます。(“幼魚から順にワカシ・イナダ・ワラサ・ブリ(東京地方)、またはツバス・ハマチ・メジロ・ブリ(大阪地方)などと呼ばれる。“〔出典:広辞苑〕 そうです。)
ミニチュアの説明をする前に、まずは実物の観察を。(Wikimediaによい画像がないので、商品画像をこっそり使わせて貰いました。 )
よく見るブリの切り身ですが、背中の部分の皮は黒っぽく(鉄青色)、腹部は白っぽい(銀白色)色をしていて、皮の下には血合いと呼ばれる黒ずんだ部分があります。
小さめの切り身なら、この形で照り焼きにしますが、大きめのものは(点線で示した辺りで)背部と腹部に切り分けるので、腹部なら皮は白っぽい色をしています。
ここでは、腹部側の切り身(点線の右側)を使ったと想定しています。
身は白っぽいのですが、粘土は調理後をイメージして火が通って醤油が染みたような色合いにします。
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
- 身: 白+黄土
- 血合い: 茶+赤(+白)
- 皮: モデナ
乾燥(硬化)後、皮の表面は白い絵の具でさっと塗り、更に、銀色のアクリル絵具を薄く塗っています。
この銀色のアクリル絵具はダイソーで見つけて買って置いたものですが、隠蔽力がないので、銀色に塗りたいときには役に立たず、普段は模型用のアクリル塗料を使っているので、今まで使ったことがありませんでした。
ですが、水で薄く溶いてさっと塗ると、その隠蔽力の無さが却って利点になり、下の色を消さずに表面にパールのような光沢が出せます。これで、魚の皮の光沢を表現しました。
それ以外には、焦げ茶色の塗料で焼き色を付け、全体に木部用ニス(水性ステイン)を塗って仕上げました。
ステインで、醤油が染みたような色合いと照りを出すことができました。
【参考図書】
但し、このブログでは材料は基本的にダイソー樹脂粘土で、ブログ主独自の方法で作っています。
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