【ドールハウス工作】 No.268 ミニチュアおせち料理/(1) レンコン/ダイソーカラー粘土、他
レンコンのミニチュアを作ってみました。
こんなの↓。
下に敷いている黒い板は5×3cmの大きさで、左は煮しめ用、右は酢蓮に使おうかと思って、このような色にしてあります。
ミニチュアの説明をする前に...
ダイソーの樹脂粘土が残っているので、これを消費する方法はないかと考え、ミニチュアフードを作ってみることにしました。
ブログ主はあまり粘土工作は好きではないのですが、その理由の一つが、色を作り出すのが面倒だと思っていたからです。
今まで、白(無色)の粘土にアクリル絵具などで色を付けていたので、絵具の成分で粘土の状態が変わってしまい、ベタベタして扱いにくかったり、残った粘土の保存が難しかったのですが、朝顔を作ったときにダイソーのカラー粘土を混色して色を作ることを経験して、粘土同士を混ぜるのなら状態が一定で、混色した粘土も比較的長く保存できると言うことが分かりました。(色を混ぜるときは素早く作業し、ラップに包んでチャック付きビニール袋に入れておけばOKです。)
手元にミニチュアフードの本 があるのを思い出したので、引っ張り出して(実は買ったまま放りっぱなしだったのです。 )ざっと眺めて、なんとなく種類が多くて作りがいがあるかと、おせち料理を作ることに決めました。
粘土で作るミニチュアフードのレストラン |
ただし、この本は特定のメーカ(パジコ社)の製品を使用して、粘土の着色も同社の絵具で行うものが多く、特におせち料理はその方法で色を作り出しています。(モデナにもダイソーのようなカラー粘土がありますが。)
ブログ主はカラー粘土を使いたいので、本を参考にはしますが、個々のミニチュアは基本的には自分でどう作るかを考えることにします。
この本は説明がわりと大雑把(簡単な文章とイラスト程度)で、プロセスを説明する写真もなく、色々と端折っていると思われるものも多いからです。
レンコンの説明もその一つ。ブログ主の技術のなさもありますが、説明だけでは上手く形作れませんでした。
作り方は、完成品の画像からも想像できるように、基本的には平たい円形の粘土にハスのような穴を開ければいいわけですが、穴を開けることで粘土の表面が盛り上がったりして、形が崩れてしまいました。
そこで、粘土が完全に硬化してから、カッターを横にして表面をそぎ切り(刺身を薄く切る要領)にしたら、思い描いていたようなハスの形になりました。
飾り切り(花切りって言うのかな?)をするときは普通のカッターよりはアートナイフの方が小回りがきくようです。ブログ主が使っているのは100均のアートナイフですが。
今後も個々のミニチュアをご紹介をするときは、本に書いてある内容は書けませんが、ブログ主が工夫したことやコツなんかをご紹介できれば、と思っています。
話が前後してしまいましたが、使用した粘土について補足します。
実は、左のハスはダイソー樹脂粘土が主体、右はモデナ(パジコ社)のものを主体に使っています。
参考にしている本は前述のようにパジコ社の製品を使用して作品を作っているので、粘土は基本的にはモデナかモデナソフトという粘土を使っています。
それで、どんな粘土かを知るために、モデナも購入してみたのです。
モデナとダイソー粘土の比較は別の回に詳しく書こうと持っているのですが、決定的な違いは、モデナのホワイトは硬化すると透明感を帯びて、色も白ではなくなってしまうことです。
で、使用した粘土は下記の通りです。
- 煮しめのハス(左): 白+黄土+茶
- 酢蓮のハス(右): モデナ+青
酢蓮の方はモデナの透明感を生かしたいので、ダイソーではなくモデナを使用しました。
色などの表記については以下に説明します。
粘土の混色の表記について
ダイソーの樹脂粘土は下のような英語というか片仮名の色名の表記ですが、長いので白、黒、茶、黄土、青、緑、黄、赤という色名を使います。
例えば、黄緑を作る時は単に「緑+黄」のように表記します。
これ以外に、
- モデナのホワイトは単に「モデナ」と表記。(モデナとダイソー粘土の白、グレイスとの比較はNo.269の記事をお読み下さい。)
- タミヤの軽量粘土をは「タミヤ」と表記。軽量粘土でもモデナソフトは「軽量粘土」と表記。(軽量粘土に関しては次項参照)
- レジックスは「レジックス」(レジックスについてはNo.304を参照して下さい。)
上で、緑+黄で黄緑を作ると書きましたが、そのままでは乾燥すると色が濃すぎるので、実際には色を薄めるために白を混ぜることになります。絵具を水で薄めるような感覚です。ですから、実際には「緑+黄+白」といった表記(→【訂正】)になるかと思います。
【訂正】色を薄めるために白またはモデナを加えるときは括弧付きで(+白)/(+モデナ)等と表記することにします。なお、白と赤を混ぜてピンクを作るような場合は、白+赤と括弧は付けません。まぁ、ブログ主の意識の違いなので、多分に感覚的なのですが。
この“薄める”目的では、ダイソーの白でもモデナでもどっちでもいいのですが、モデナは硬化するとやや透明になるので、ダイソーの白を混ぜたときよりはカラー粘土の色が濃く出るようです。
混色して作った色が正しいかどうかは、慣れないうちは、いきなりミニチュアを作り出さず、少量だけ、1~2時間ほど放置してみるといいかと思います。乾燥するにつれて色が濃くなるので、その色を見てもう少し白を足すとかカラー粘土を足すとか加減してみて下さい。
ダイソーカラー粘土の取り扱い注意点
ダイソーカラー粘土は上記のように白を含めて8色あるのですが、白以外の色は顔料のためか、長く保存していると硬くなりやすいようです。
保存の際は、空気になるべく触れないように、外袋を粘土ギリギリまでカットして、ラップで密着するように包み、チャック付き袋に入れて保存します。
この袋も密閉容器(タッパ)等に入れておくといいでしょう。
軽量粘土
軽量粘土はタミヤの軽量粘土があったので最初はそれを使っていましたが、途中で切れてしまったので、モデナソフトという粘土を購入しました。
タミヤの粘土は2年くらい前に買ったものなので、単純な比較はできないのですが、この粘土はきめが細かいのが特徴です。こねた後でまとめても割れ目ができにくく良くまとまります。
他の軽量粘土はちぎったときに少し繊維っぽさがあるのですが、モデナソフトはあまり感じません。
硬化後の表面は樹脂粘土よりはマットな質感なので、見た目がソフトなもの、例えば、クッキーとかマカロンなどを作るのに適するかと思います。
おせち料理のミニチュアはシリーズ化して記事が多くなりそうなので『おせち料理・和食』というカテゴリを増やしました。記事は複数のカテゴリにまたがって分類しますが、『おせち料理・和食』にもまとめるという意味です。
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コメント
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こんにちは
ココログ広場の不具合は既に直っているようで、良かったですね。^^
投稿: 大師小ブログ主 | 2016/07/23 09:21
ヽ(´▽`)/こんにちは!!
随分と暑さが増してきましたね。
それにしても可愛いレンコンさ~ん🌺🌺
いつも思うのですが・・本当に根気がなければできない!って( *´艸`)
さて、話しは変わりますが・・すでのご存知だと思いますが、ココログ広場で障害が起きてます。つぶやけなかったり色々~・・
私もそうでした。友達に助けてもらったのですが、セキュリティーの種類の関係かも?
ココログさんの方でも、解決策が公開されてませんが・・探ってみてくれませんか?
ちまたに、機種も7・10等あまり関係ないかも?
早く解決すればいいなって思ってます。メカに弱い私。ここに来てしまいました。
投稿: こころぐ郁美 | 2016/07/20 17:21