【野村證券】『譲渡益税徴収・還付のお知らせ』の損益計算の根拠となる為替レートは?
この記事はブログ主の覚え書きです。
今年から証券税制が改定され、公社債・公社債投信と株式等の課税が一体化、外貨MMFの譲渡(売却)益・損も課税対象になりました。
そのためでしょうが、先日、外貨MMFを売却して外債を購入したところ、『外貨MMF 取引報告書』と共に『譲渡益税徴収・還付のお知らせ』という計算書が送付されてきました。(下図)
今回の取引では外貨MMFの平均取得レートと売却時の為替レートの差で▲46,443円の損が発生(B)しています。次回の取引には、この金額がAに表示され、C欄にはA+B、即ち、年間の通算損益が表示されることになります。
特定口座での取引が発生する度に、現時点で損が出ているのか益が出ているのか分かるので便利ですが、この▲46,443円の根拠となる為替レートがよく分からなかったので問い合わせてみました。
それで分かったのは
計算式は「額面(外貨)×平均取得レート」-「額面(外貨)×売却レート」。(小数点切り上げ)
平均取得レートは売却時のMMFのもの。
売却レートは売却時(約定日)の朝9時の野村証券の公示レート。(正確には証券会社側から見ると「買い取り」レート=TTB) このレートは同封されている『外貨MMF 取引報告書』の「為替レート」欄に印字されているもの。
このように計算方法や根拠となるレートは分かったのですが、売却前のMMFの平均取得レートはどこにも表示されていません。
外貨MMFは一部を売却しただけなので、実際はネット(野村ホームトレード)で残高を見れば平均取得レートは分かったのですが、もし全額売却してしまっていたら残高から消えてしまっているので分からないことになります。せっかく『譲渡益税徴収・還付のお知らせ』を送付してくれるなら、どこかに表示してくれれば便利だと思いました。
今回は特に豪ドルと米ドルを同時に売却したので、▲46,443円はその売却損が合計されてしまっているので、その内訳や計算する根拠となるレートを知りたくなります。
ただ、分かる方法は全くないのか、というと、野村ホームトレードの取引履歴(下図)から、豪ドルの売却損は▲29,874円、米ドルは▲16,215円ということが分かるので、おおよそのレートは計算できます。
まあでも、取引毎に「譲渡損益計算書」的な必要な数字が網羅されているものを1枚付けてくれればいいんですけどね。
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