【ドールハウス工作】 No.230 刺繍枠のミニチュア/how to make embroidery hoop miniature
ブログ主はドールハウスとかフレームなどの作品を、最初から完成品をイメージして作ることはまずなくて、思いついたミニチュアをまず作ってみる、ということが断然多いのですが、多くは100円ショップなどで見つけたものや廃品を目にして、その形から、「あ、これからあれが作れそう!」と思いつきます。
今回はそんなミニチュアです。
刺繍枠のミニチュア。
実は画像のものは最初に作り方を思いついて作ったものではなくて、もっと入手しやすいもので作れないかと考え、別の作り方をしたものです。(最初に作ったものは後でご紹介します。)
作り方(Tutorial)
材料です。
画像を見たらお分かりのように、土台に白ボール紙(カネゴンの家を作ったときの余りの100均のボール紙)を使っています。直径2cmの円に切り抜いたボール紙を2mmくらいの厚さになるように3枚貼り合わせました。直径2cmと言うことは、1/12スケールの世界では24cmの刺繍枠と言うことになります。
サークルカッターがあれば簡単に円に切り抜けると思いますが、2cmくらいの直径なら、カッターやハサミで切り抜くことも可能だと思います。(それほど綺麗に切れていなくても良いし。)
それ以外の材料は
- プリンター印刷ができる布に刺繍の図柄をプリントしたもの(後述)
- クラフトペーパーバンド(エコクラフトバンド)・・・紙紐2本分
- 金具の部分はアルミテープと虫ピン(3mmくらいにカットしたもの)
を使っています。
木枠の雰囲気を出したかったのでクラフトペーパーバンドを使いましたが、色を塗った紙でもいいかと思います
白ボール紙の土台の側面にボンドを付けて布を貼ります。(下図)
この周囲にクラフトペーパーバンドを貼り付けるだけです。
クラフトペーパーバンドの両端にアルミテープを貼り、短くカットした虫ピンを貼り付けています。
で、最初に思いつきで作ったものは...
金属製のスクリューキャップを2mmくらいの高さにカットして土台としました。素材はよく分からないのですが、割と柔らかいのでキッチンバサミでも切れると思います。
但し、一般的なスクリューキャップ(右)は1/12スケールにはちょっと大きすぎで、実際に使ったのは、風邪を引いたときに飲んだ栄養補給ドリンクみたいなもののキャップで、直径は22mmくらいです。
気になって他のドリンクをドラッグストアで観察してみたのですが、このくらい小さいのは割と値段が高いもの、と言うか、胃薬とか、やや薬に近いものしかなくて、やたらに手に入らなさそうなので代替の方法を考えたのが先にご紹介した方法です。
Wordで刺繍した布を作成・印刷する(Word2013)
何度か似たような説目をしているので、ここでは簡単に図と共に説明します。
1.
新規文書を開き、正方形を描きます(【メニュー】挿入→図形→一覧の中から「正方形/長方形」を選択)。正方形を描くには上図のようにShiftキーを押しながら斜めにドラッグします。)後でサイズを変更するので適当な大きさでOKです。
正方形は最初規定値(塗りつぶし:水色、枠線:青)で描かれるので、塗りつぶし「なし」、枠線は薄いグレーなどの目立たない色に変更します。
ここではサイズを縦・横34mmに変更しました。(描画ツール/書式→サイズ 註:34mmと指定しても近似値に変更される場合がある。ex. 33.98mmとか。)
印刷するとき布を節約するために余白は狭くしておいた方がいいでしょう。(ページレイアウト→余白→狭い)
2.
刺繍の図案を挿入します。ここでは予めPCに保存してある画像を使いました。(挿入→画像)
正方形と同様の方法で好みのサイズに変更します。
画像を”中央揃え”にするには...
正方形と刺繍の図案を選択(Shiftキーを押しながら一つずつクリック)し、図ツール/書式→配置→「左右中央揃え」を行い、更に「上下中央揃え」を行います。
同じものを複数作るなら、2つの図形(正方形と刺繍の図案)を”グループ化”しておくと移動やコピーの際、一つの図形として扱えるので楽です。
3.
上は図形をコピー(図形を選択してCtrlキー+C)し、3回貼り付け(Ctrlキー+V)を行い、適当に移動した後ですが、ここでも4つの図形を”上揃え”して整列させておくといいでしょう。
4.印刷
印刷は用紙に指定されたプリンタ設定方法に従って行います。(用紙の説明書きにプリンタのメーカー毎に用紙の設定方法が書いてあります。)
なお、この布は裏に紙が軽くのり付けされてあり。印刷後にその紙を剥がします。
蛇足ながら...
必要な部分だけを、下のように上辺と平行にカットすれば、A4より縦が短くなるので、次回は自分で用紙サイズを指定して使います。
次回この残りを使う時は、ページレイアウト→ページ設定で、用紙サイズは「サイズを指定」、幅はそのままで高さを用紙の長さに変更します。
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