【ブログ主覚書】忠犬ハチ公が世界で話題に【Japan News(読売新聞)】
12日付読売新聞夕刊の1面に『ハチ公 世界が「いいね!」』というタイトルの記事がありました。
亡くなった主人を渋谷駅で待ち続けたハチ公のくつろいだ写真を掲載した読売新聞の日刊英字紙『Japan News』へのアクセスが13万を超え、12万もの「いいね!」が送られたという、まぁ、自画自賛の記事 です。
左は、その記事にあったJapan Newsの画面。実際のサイトはこちらです。(別ウィンドウまたはタブで開きます。)
このハチ公の写真は今年発見されたもので、1934年頃の撮影と思われるとのこと。
元は10月に読売新聞夕刊に掲載された記事で、それを英訳してウェブサイトに掲載したらアクセスが殺到したとのことです。
上のサイトを見つけようととGoogleドイツ語版で検索をしたところ、興味深い記事が見つかりました。Der Spiegel(デア・シュピーゲル)というドイツの写真週刊誌のサイトで、Treuer Hund Hachiko - Erst geschlagen, dann vergöttert -(忠犬ハチ公 - 最初は殴られ、後に神格化 -) という記事です。
やや皮肉を込めたタイトルですが、今日(こんにち)、ハチ公が語られるときに省略される部分も含めた事実を表すタイトルです。
リンク先はドイツ語ですが、トップに死んだハチの画像、一連の写真(Fotos)には、渋谷駅前の銅像の除幕式の画像(7枚目)も含まれ、他国の似たような話、Greyfriars bobby(グレーフライアーズ・ボビー/飼い主であるジョン・グレイ(John Gray)エジンバラ市警の死後14年間その墓の傍らで過ごしたスカイテリア。)や、リチャード・ギアが主演した、ハチをモデルにした映画も紹介されています。(そう言えば、この映画、ブログ主も観に行ったっけ。)
Der Spiegelという雑誌は写真週刊誌と言ってもフ○イデーのようなものではなく、むしろ格調の高い雑誌として知られていて、この記事も短いながら、よくまとまっています。
ハチと飼い主の大学教授、上野英三郎の話、飼い主の死後、渋谷駅前をうろついていて、叩かれたり、時にはペンキを塗られたりと虐待され、本当に世話をしていたのは一部の人々だったことなど。
そんなハチの境遇が一変したのは、斎藤弘吉(さいとう ひろきち)という日本犬研究家がハチを哀れみ、朝日新聞に記事を寄稿したのがきっかけでした。当時、秋田犬は少なくなっており、日本犬保存会を立ち上げたばかりの斎藤がハチに興味を持ち、当時の飼い主にハチと上野の話を聞いたことによるものです。
ブログ主は寡聞にしてこの記事を読むまで知らなかったのですが、斎藤弘吉はタロ・ジロで知られる、南極昭和基地に置き去りにされた樺太犬の救出にも奔走したそうです。
シュピーゲルの写真でも紹介されていますが、現在ハチの剥製は上野公園内の国立科学博物館に展示されています。
(左の画像は規約に則り、Wikimediaから表示しています。クリックすると元画像にジャンプします。)
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