【ドールハウス工作】 No.175 『月曜日は洗濯、火曜日はアイロンがけ』/『大草原の小さな家』モチーフのミニチュア
(。◕‿◕。) タイトルは前回の記事に書いた、西部開拓時代の主婦の家事心得です。
まずは「洗濯」。
ブリキの金盥(かなだらい)と洗濯板です。
洗濯板はドールハウス本『ドールハウス ローラの小さな家』にも木製のものの作り方が書いてあるのですが、当時の生活用品の写真集『大草原の小さな暮らし』にあったものを作ってみました。
洗濯物をゴシゴシする部分はブリキか何かできているのを、波段ボールのような厚紙(お菓子のパッケージに使われていたもの)で表現してみました。
金盥は小さな紙コップを短くカットしたもので、飲み口というか縁の部分を切り取って貼り付けています。
もう一つはアイロン台。(下に置いているのは庭に落ちていた木の枝の切り落とし。)
『小さな家』シリーズのどの本かは忘れましたが、アイロンを掛けるのに、板をベッドと椅子かなにかに渡してアイロン台にしているシーンが出てきます。その板がアイロン台専用の板かどうかは分かりませんが、ドールハウス本には雑貨店の小道具として飾られていて、それと似たようなものを作ってみました。
これは単純に板に布を貼ればいいのですが、クッション性があるように間に何か挟もうと考えてみました。
それでまわりを見回して見つけたのが掃除用のドライタイプのフローリング用シート。これを板と布の間に挟んでみました。(このシートはミニチュアのキルトの芯にも使えそうです。)
アイロンは以前ご紹介したものです。
ところで、昨日BSプレミアムシネマでオードリー・ヘップバーンやバート・ランカスター出演の『許されざる者』という映画をやっていて、映画が始まってすぐに「あ、これは!」と思ったので、録画して後でゆっくり観ました。
映画の内容や出来については置いておいて、オードリー・ヘップバーンの一家の住居が『小さな家』シリーズに出てくる“土手の家”、あるいは以前ブログ記事でご紹介した“ソッドハウス(sod house)”で、室内シーンも多く、家の構造とか中の調度品とか色々参考になりました。
物語『プラム・クリークの土手で』では、天井にあたる場所を牛が走り回って天井を踏み抜くシーンがありますが、映画では、この一家を襲うインディアンが何十頭もの牛を使って家を壊そうとします。多分、正面から見ると普通の家の形をしていますが、背後は地面と繋がっていて丘や土手のような構造だったようです。(下はAmazonから画像を表示しているので、サイトが混み合っている場合など画像が表示されない場合はF5キーでページを再読み込みしてみて下さい。)
映画の家の内部は土が乾燥して白っぽいので、石やレンガを積んだ壁のように見えましたが、物語では壁に白いペンキを塗っていたようです。窓などの開口部が少ないので、室内を明るくするためでしょう。
映画ではヘップバーンがチャーンでバターを作っていたり、バート・ランカスターが鉛を溶かして銃弾を作っていました。
それと、リリアン・ギッシュ演じるお母さんがヘップバーンに向かって「火曜日はパンの日よ パンを焼かなくちゃ!」と叫ぶシーンがあります。この家では火曜日はパンを焼く日になっていたようですね。
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