【ドールハウス工作】 No.160 (1) 100均フレームのクリスマスドールハウス-石畳の舗道
(。◕‿◕。) 現在、100円ショップの額(写真立て)を使ったドールハウスを作っています。
使用する額は、『【ドールハウス工作】 No.152 (1) 100均フォトフレームでクリスマスのミニチュア』のシリーズで使ったものと同じ、100円ショップ・セリアで購入したフォトフレームですが、ミニチュアのクリスマスツリーを飾るために地面(石畳)を作り、額も奥行きを持たせた感じで立体的にしつつ、壁に掛けられるようなものをと考えています。
テーマはクリスマスグッズを売っているショップ。
フレーム作りは別の機会にご紹介するとして、今回は、地面(舗道)と陳列台をご紹介します。
奥が陳列台ですが、前回のシリーズで作ったものと形もサイズもだいたい同じです。
これはフレームをボックス型にすることで、その中にほぼ納まる大きさで、棚板は40mm幅(3mm厚)ヒノキ板。
側面は2.5mm厚くらいのベニヤ板で、天井材を作っている会社の知人から切り落とした端材を頂いたものです。
このくらいのベニヤならカッターで切れるので、工作が大変楽です。
前面に飾りでつけている板は、度々このブログで言及している100均で買った木製のコーヒーマドラーです。写真を撮りました。こんなの↓。
着色は、組み立ててから行っていますが、ウォールナット色の木部用塗料を塗ってから、もう少し濃い色にするために、アクリル塗料のこげ茶色を薄く重ねています。
次に舗道部分。
土台は40mm幅のヒノキ板ですが、その上に3mm厚のスチレンペーパー(後述)で作った石畳を載せています。見た目を良くするために、周囲は2mm厚×5mm幅のヒノキ板で囲いました。
舗道の作り方を覚え書きがてら書いておきます。
- まず、鉛筆で軽く下書きをして、鉄筆で舗道のように筋彫り。(もう少し精密な下書きをするときはボールペンを使いますが、油性のものを使います。一度、水性?ボールペンで下書きして、滲んだことがありました。)
- 乾いたら全体を砂色のアクリル塗料で塗装。
- 更に着色しつつ石のような質感を出すために、リキテックスのメディウムにグレーの塗料を混ぜたもの(濃淡)を塗る。
- 最後に白のアクリル塗料でハイライトをつけていくと更にメリハリがついてリアル感が増す。(実物の石畳は光が反射するとかなり白っぽく見えるので。)
この方法は色を変えればレンガの壁などを表現するのに応用できると思います。
フレームに接着をしてから、もう少しニュアンスを加える予定です。
ミニチュア製作ワンポイントメモ(No.7): スチレンボード、スチレンペーパー、イラストレーションボード、etc.
スチレンペーパー(と、ここではまずそう呼びますが、)はスーパーの肉とか総菜に使われるトレイと同じような素材で、表面に紙が貼られたもの、貼られていないものがあります。
様々な厚さのものがあり、カッターで簡単に切れるので、塗装を工夫すれば、木材の代用として、壁や家具などいろいろなものの作成に利用しやすい、大変便利な素材です。
紙が貼っていないものは、今回作成した舗道のように鉄筆やボールペンのペン先のような固いもので簡単に筋彫りができるので、目地を掘ってレンガを表現するのも容易です。
ただ、購入するときにちょっと分かりにくいのは、用途や使用する分野によって、同じような商品に様々な呼び名があって違いが分かりにくいこと。
ブログ主はこのブログ内でも適当に呼んでいましたが、調べてみたら、このように使い分けているようです。
- スチレンボード: 両面に紙(多分ケント紙)を貼ったもの(ケント紙は水に比較的強く、絵の具を塗ってもあまり波打ちません。)
- スチレンペーパー: 紙の貼られていないもの
- イラストレーションボード(イラストボード): 紙が貼られたものですが、絵を描くために使われるので、スケッチブックと同様、様々な質感の画用紙が貼られています。
- これ以外にも、展示パネルに使用するものはPOPボード(片面がシールになっているものもある)などと呼ばれたり、アイドルの応援うちわ(?)を作るために片面だけカラフルな紙が貼られているものなど、類似品は他にもたくさんあります。
で、画像の商品はタミヤの「スチレンボード」という商品名ですが、これは紙が貼られていないので、本来はスチレンペーパーと呼ぶのが一般的なようです。
ブログ主は普段は100円ショップ・セリアで売っている5mm厚のスチレンペーパー(商品名はこうではありません/サイズはA2版=A4サイズ4枚分くらい)をよく使い、今回初めて“ブランドもの”のスチレンペーパーを使いましたが、さすがにタミヤのものは密に作られています。100円ショップのものはカットした断面に気泡の穴が空いていることがよくあります。
だから、断面を隠せるような使い方をするときや塗料を厚塗りする場合なら、5mm厚のものなら、100均のスチレンペーパーが最もコストパフォーマンスが良いと言えます。
使いやすいスチレンボードですが、注意しなくてはならないのは、一般的な接着剤では溶けてしまうことです。(発泡スチロール用のボンドは100円ショップでも手に入ります。)木工用ボンドは接着力は弱く、乾くのに時間がかかりますが、溶けずに接着可能です。
もう一つの弱点は、単独で使うと光を透過すること。壁に使う場合は、一度黒で下塗りする必要があります。
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