【ドールハウス工作】 No.150 燭台(キャンドルスタンド)のミニチュア/塗料について
(。◕‿◕。) 久々にミニチュア工作をしました。燭台のミニチュアです。こんなの(↓)。
タイトルにはキャンドルスタンドと書きましたが、燭台やロウソク立ては正しくはキャンドルスティック(candlestick)と言います。
右端のロウソクが4本立っているものは、燭台というよりはドイツ語でアドヴェンツクランツ(Advetskranz)というクリスマス時期に飾るロウソクです。
アドヴェンツ(アドベント)とは日本語では降臨節(こうりんせつ)・待降節(たいこうせつ)などと言い、降誕祭(クリスマス)前の4週間で、毎日曜日に1本ずつロウソクを灯して、クリスマスを待つ習慣です。日本でもアドヴェンツカレンダーという、1日ごとにお菓子などが入っているカレンダーは知られているのではないでしょうか。
以下、作り方や材料を覚え書きを兼ねて書いておきます。
燭台の材料は、プッシュピン(画鋲)、100円ショップで買った金属パーツ(多分、アクセサリーなどに使う「透かしパーツ」とか呼ばれているもの)、それと同じくアクセサリーに使う菊座(きくざ)という金属パーツです。
金属パーツは中央に並べて撮影しました。(菊座は実際に使ったものよりは大きなもの)
これらを接着してゴールドの塗料を塗りました。
ロウソクに見立てたのは爪楊枝の先。いろいろな丸棒を見比べて、爪楊枝が一番しっくりする太さ・形でした。2.2cmにカットして使用しています。
モミの枝に見立てたのは葉もののプリザーブドフラワーです。
星形のパーツについては次項でご紹介します。
アドヴェンツクランツの土台にしているのはボタンで、金色に塗装してから、爪楊枝のロウソクや飾りをボンドで接着しています。
100円ショップのパーツ
右は、手持ちのパーツから星形のものをいくつか並べて撮影したものです。
右端はビーズで、確かダイソーで見つけたもの。
ビーズなので、上から下に抜ける穴が開いています。
中央は特に用途は決まっていないのでしょうが、いろいろなものを“デコ”(デコレーション)するパーツのようです。表だけ、パールのような加工がしてあります。
左端のものは“スイーツデコ”と呼ばれるフェイクスイーツを作るパーツです。スイーツデコとは、パッケージの台紙にあるように、本物そっくりのお菓子を作るハンドクラフトで、あまりサイズは問題視しないようです。
スイーツデコパーツの大きさは3~4mmほどで、これを金色に塗って燭台の飾りに使いました。
こういった100均素材のパーツを使ったミニチュアは次回ご紹介する予定です。
ミニチュア製作ワンポイントメモ(No.6): 使用する塗料について
ミニチュアだけではありませんが、ブログ主が工作によく使う塗料を並べてみました。
下のチューブに入った塗料はアクリル絵の具で、100円ショップでも基本的な色なら手に入ります。
水彩絵の具と違って不透明ですが、混色は水彩絵の具同様にできるので、作り出すのが難しい色はだけ画材店で購入したらいいと思います。
その左奥にあるのは、プラモデルに使用する塗料です。「X」という型番のシリーズはアクリルを主とした塗料です。
蓋を含めた高さが4cm強と小さな瓶で、価格は140円程度です。
奥の中央にある「X-20A」と書かれた瓶は、正しくは塗料ではなく、アクリル塗料の薄め液(溶剤)です。塗料が濃くなってしまった場合は、これを少量入れて薄めたり、塗料が着いてしまった道具などの手入れに使用します。大きさは様々なものが売られています。
奥の左端はトールペイント(tole paint)というハンドクラフトに使用する絵の具ですが、これもアクリル塗料です。色数が多いので、好みの色が見つかります。価格はやはり140円程度。
なお、「tole」とはフランス語の「tôle」(金属板)由来らしく、調べてみると、元々は金属に彩色する工芸のようですが、その後、家具や陶器などにも彩色するようになりました。画像のCeramcoat/セラムコートというのは商品名ですが、ここから来ているのかも知れませんね。日本でトールペイントというと、白木の箱などに絵や模様を描くハンドクラフトです。
アクリル塗料は前述のように不透明なのでカバー力があり、水で薄めても使えるので便利です。筆や筆洗いなどの道具も水洗いできます。
右端のボトルはモデリングペーストと呼ばれるアクリルの盛り上げ剤です。
左の画像のように、表面に凹凸をつけるために使用するものですが、アクリル絵の具と混ぜて使用することができます。
また、小さな穴や段差の補修などにも使用できます。
他にも、砂のようなビーズを混ぜたものなど、様々な質感のものがあり、塗装面にいろいろなニュアンスをだすことができます。
価格は画像の小さなもので350円程度。画材店で入手することができます。
最初は安価なアクリル絵の具から使用して、足りない色を必要に応じて様々な塗料から選んだら良いかと思います。
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