【ブログの楽しみ方】siteコマンドの使い方/検索サイトからのアクセスを増やすには
検索サイトからのアクセスが少ない理由は?
これはココログに限ったことではありませんが、自分のブログやホームページが、GoogleやYahooの検索サイト(サーチエンジン ※1)経由でアクセスされない原因は、大きく分けて2つのポイントがあります。
一つは、ブログのタイトルや記事中に使う言葉が検索されやすいように考慮されていない場合で、これについては『【ブログの楽しみ方】ブログのアクセスを増やすには?/キーワードに関する考察【ココログ】』で説明しました。
もう一つは、そもそも、自分の書いた記事やそれに関連するページ(※2)が検索サイトに認知されていない、即ち、検索サイトにindex(インデックス)されていない場合です。これでは検索結果に表示されないので、アクセスされるわけがありません。
siteコマンドで、自分のブログがGoogle(Yahoo)からどのくらい認知されているのか確認する
自分のブログがGoogleにindexされているかどうかは「site」というコマンドを使用して、ある程度(※3)調べることができます。具体的には、Googleの検索窓に下記のように指定して検索ボタンを押します。(「site:」の後ろにスペースは入れない。)
site:ブログのURL
下は、その検索結果です。
このブログのトップページを表示したときにアドレスバーに表示されるURLは「daishi100.cocolog-nifty.com/blog/」(http://daishi100.cocolog-nifty.com/blog/)なのですが、「daishi100.cocolog-nifty.com/」の部分を「site:」の直後に記述します。(個別の記事がインデックス登録されているかどうかを調べるには、URLをフルに記述します。)
検索結果が表示されたあと、更に、「画像」をクリックすると、indexされている画像も表示されます。(下図)
関連サイト:『Google のインデックスの状態を確認する』
※1 検索サイト
この記事では、GoogleとYahooからの検索を意識していますが、ここではその理由を説明します。
下は、当ブログの6月(2014年)のアクセス状況を参照元別に表示したグラフです。(Google Analyticsにて調査)
最初にこの表の見方を簡単に説明すると、
「google/organic」と「yahoo/organic」、「bing/organic」と、「organic」と表記されている参照元がありますが、「organic」とは、ここでは「自然な/自然発生的な」という意味で、それぞれの検索サイトで、キーワードによる検索から訪問されたことを示しています。
「(direct)/(none)」というのは、ブックマーク(ブラウザの「お気に入り」登録)からや、URLを直接入力することによって訪問されたことを意味します。また、「~ / referral」というのは、どこかのサイトに貼られたリンクから訪問されたことを示します。「referral」とは「紹介/(別の場所への) 派遣、委託」といった意味です。
この表を見ると、「organic」(自然検索)での検索は、ほとんどGoogleとYahooがメインで、あとはせいぜいWindowsに組み込まれているBingからと言えます。
YahooはGoogleのサーチエンジンを使用しているので、Google対策が重要ということになります。
※2 自分の書いた記事や“それに関連するページ”:
ブログで記事を書くと、その記事に固有のURL(アドレス)が振られて公開されますが、それだけでなく、ブログのトップページや、カテゴリ毎のページ(サイドバーに表示させているカテゴリ名をクリックしたときに表示される、同一カテゴリの記事をまとめたページ)なども更新されたり、新規に作成されます。つまり、自分のブログ内には、個々の記事だけでなく、もっと多くのページ(=HTML文書)が存在します。
また、マイフォトを作成している場合は、そのトップページや個々の画像ページ、ブログにアップロードしたファイルなども固有のURLを持っているので、siteコマンドで検索される件数(図-1/「約3720件」)は実際の記事件数よりかなり多くなります。
※3 より正確にindex状況を調べるには、Google ウェブマスターツール(Webmaster Tool)にサイトを登録して、index状況(インデックス・ステータス)を見ます。(図-4)
上のグラフでは7月20日時点で3833件のindexが登録されていることが分かります。図-1の検索結果に表示された件数(約3720件)とは若干の誤差があるにしても、似たような数字になっています。
検索サイトにインデックス登録されるために:(1) PINGの送信
ココログの場合、デフォルト(既定または初期設定)で、PING(ピングまたはピン)サーバに更新情報を送信するようになっています。(管理画面→「ブログ」→「設定」→「更新通知」)
更新情報とはURLや記事のタイトルや概要で、PINGサーバと呼ばれる場所にこの情報が蓄積され、検索サイトがこの情報を参照します。
PINGのシステムはブログのために考えられたもので、ココログ以外のブログシステムでも、大抵は自動的に送信するような仕組みが備わっています。
検索サイトにインデックス登録されるために:(2) Googleにサイトマップ(sitemap.xml)を送信する
PINGの送信が個々の記事を公開する毎に行うのに対し、Googleに自分のブログの情報(サイトマップ)をまとめて送信する方法です。これも、ココログに限らないのですが、ここでは、ココログの機能を紹介します。
公式FAQ『ココログから Google へサイトマップを送信するには』に簡単な説明がありますが、流れとしては、
- ココログ側でサイトマップを作成(これも「更新通知」画面ではデフォルトで作成する設定になっている)
- (Googleにアカウントを作成してから)自分のブログを登録
- サイトマップを送信
するだけです。
下は、更に簡易な登録方法で、それぞれ、下のような画面に自分のブログのURLを記入して送信するだけです。
Googleにサイトを登録:https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url
Bingにサイトを登録:http://www.bing.com/toolbox/submit-site-url
しかし、これで、自分のブログの記事が全てインデックス登録されるわけではありません。下にGoogleの登録画面に書いてある説明を転記しましたが、これはGoogleやBingにインデックス登録を“依頼する”だけであり、また、インデックスされるまでしばらく時間がかかります。
Google はウェブをクロールするたびに、インデックスに新しいサイトを登録し、既存のインデックスを更新しています。新しい URL を使用する場合は Google にご連絡ください。送信されたすべての URL がインデックスに登録されるとは限りません。送信された URL がインデックスに表示される時期について、予測や保証はいたしかねますのでご了承ください。
Googleと相性の良いサイトとは
最後にGoogle Webmaster公式ヘルプのガイドラインをご紹介します。(余裕があったら、上位のページにも目を通すことをお勧めします。)
個人的には、ブログなんて、好きなこと、書き留めておきたいことを自由に書くことで十分だと思いますが、自分の発信する情報を多くの人に読んでもらいたいという場合、良質なコンテンツを提供し、他のサイトに評価してもらう(=リンクを貼ってもらう)。また、ペナルティ(いわゆる“Google八分”)を受けるような行為はしない...
しごく普通なことですが、こうした地道な努力が大切ですね。
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