【ブログ主覚書】NHK BS 「オセアニアトレッキング紀行ニュージーランド・ミルフォードトラック」
ブログ主の覚え書き。
この記事は録画を観る前に記憶を頼りに書いたので、録画を観て思い出したことを追記したり画像を追加する予定です。(赤字の部分)
ブログ主が以前歩いたことのあるミルフォードトラックを故田中好子さん(キャンディーズのスーちゃん)が歩く旅番組、らしい。(オセアニア・トレッキング紀行の3回目)
これは必見&保存版。
プレミアムアーカイブ番組HP:http://www.nhk.or.jp/archives/premium/
以下、番組表より引用
「世界一美しい散歩道」と呼ばれるミルフォードトラックは、テアナウ湖の北端からフィヨルドの深い谷を巡り、ミルフォードサウンドに抜ける54kmのトレッキングコース。清流、ブナの原生林、氷河が作り上げたU字谷や滝など変化にとんだ自然美が続く。女優の田中好子さんが4日間かけてこのコースを歩く。
- 放送日:4月23日(水) 午前9:00~午前10:30(90分)
- 再放送:5月1日(木)午前0時45分~
- 初回放送:2000年6月12日 放送時間 78分
- (ブログ主用: Blu-rayインデックス)
ブログ主が参加したときは、一日に入山できる人数が、ツアー客25人、個人客25人(だったかな?→番組では48人と言っていたので、こちらが正しいと思う。名簿を数えたら35名くらいいたので。)に限定されており、まだ、日本では知る人ぞ知るというツアーだった。(その後、日本人だけでツアーができてしまうほど人気がでたらしい。で、今幾らくらいするのか調べたら、目が飛び出た。( ゚д゚) 1,900NZDくらいで、ニュージーランドドルが高い今では約17万もかかるのね。当時のツアーは、現地通貨ではいくらか忘れてしまったけれど、7万円くらいだったと思う。(ちなみに当時のニュージーランドドルは83円くらいだったと記憶。手持ちの為替推移表を見ると、スーちゃんが旅行した2000年頃は50円くらいまで下落してた頃)
ただ、ツアーの内容を見ると、クィーンズタウンからのバスも含まれている。ブログ主が参加したときは、スタート地点のTe Anau(テ・アナウ)までは自力で行かなくてはならなかった。)
放送日からすると、ブログ主が歩いてから5年後くらいに撮影されたようなので、ロッジなどはあまり変わっていないだろう。
ブログ主は、この前年だかに、既にミルフォードサウンド(※))を旅し、テ・アナウでもガイドの付く日帰りトレッキングツアーもしていたが、今回は友人に誘われて参加。当時はほとんどが欧米&オセアニアからの参加者で、日本人は我々二人だけだったから面白かった。
※soundは海峡, 湾の意で、ミルフォードサウンドは「フィヨルド(fjord/fiord)」-氷食谷に氷河の後退後に海が入りこんで形成された峡湾、峡江
番組で4日間かけて歩くと言っていたように、ツアーは、1日目にテ・アナウの事務所に集合してオリエンテーションを受け、その日はボートで湖(Lake Te Anau)を渡ったところのロッジで1泊。5泊目4泊目はミルフォードサウンドの畔のホテルで1泊するので、5日は最低かかる。(ブログ主は出発日の当日にQueen's TownからTe Anauまで飛行機で移動。その足でビジターセンターに向かった。)
基本的には自分が必要なものは自分で背負って歩くが、最初に大きな荷物は預けて、最終日のホテルまで運んでくれる。
スーちゃんと同様、Visitor Centerで登録を行った。(Hotel Travelodge) 番組でもちょっと映っていたけれど、ガイダンスの後、全員で記念撮影。と言うことは、スーちゃんとガイドの方は、ツアーに参加したことになる。この写真は最終日に貰える。
しばらく時間があるので、ここで必要な装備を補充したり、昼食をとったりして時間を潰す。これから歩くコースは道に迷うようなところではないけれど、コースのガイドブックや、植物に興味がある人は植物図鑑などを入手したら楽しいかと思う。
その後、バスで船着き場に向かい約2時間の船旅。Grade Wharf(wharf:船着き場)に到着するとGrade House(ロッジ)までは約15分の道のり。初日の移動距離はこれだけだが、ガイドが案内してくれ、周囲を1時間半ほどのハイキング。
左:ビジターセンター(ホテル・トラベロッジ)、右:湖に向かうバスが、羊の横断で、しばし立ち往生(画像は、他もそうですが、当時プリントしたものをアルバムから取ってスキャンしたので画質はよくありません。)
左:船着き場のTe Anau Douns、右:Grade House(初日の宿)
ロッジに戻り、シャワーを浴びて夕食をとった後、親睦を深めるために国別に前に呼ばれ、自己紹介。この時、歌を唄わされた。 この時の選曲が良かったのか、以後、「歌の上手な日本人」と呼ばれたのはいい思い出。(実際、ブログ主も友人も決して歌が上手いわけではない。)ゲームもしたりして(番組でもロッジの外からゲームをしているらしいところが映っていた。)、その後就寝。
部屋は基本的に相部屋。二段ベッドがいくつか置かれたバンガローという感じだったり、一人用のベッドが置かれた部屋もあり、3人くらいでシェアしたこともあった。
毎晩、夕食後、スライドを使って翌日歩くコースの説明がある。朝は決められた時間内で各自朝食をとり、お弁当を受け取って、自分のペースで目的地のロッジまで歩く。
お弁当について少し補足すると、出発する際にロッジの人がビニール袋入りのお弁当を手渡してくれる。日本語の感覚でお弁当と言うと誤解されるかも知れないが、携行食という感じで、サンドイッチかなにか(←日本人の感覚ではこれがお弁当)と、カップ入りのヨーグルトやチョコバーのようなお菓子(スニッカーズみたいなもの)がゴロゴロと入った袋だった。
ガイドが付くと言っても、安全のためという感じで、先行する人と最後尾のハイカーの更に後ろを歩く人がいるだけで、皆で一緒に歩くものではない。(担当のガイドは1人だが、ロッジ間を複数のレンジャーが行き来して、トレッカーの状態を確認していた模様。)
スーちゃんがスープを注文していたロッジ(だと思う)。番組には登場しなかったが、南島にはいたずら者のオウム、Kea(ケア)がたくさんいる。和名はミヤマオウム。これとは別の機会にMount Cook(マウント・クック)のホテルに泊まったときに、登山靴をドアの外に置かないようにとの注意書きがあった。持って行ってしまうらしい。
昼食後、再び歩き始めると、氷河の先端があった。
Mackinnon Pass: メモを見ると、「11のジグザグ 6つめを上ると森林限界」とあった。ここでもKeaがすぐに寄ってくる。この日の宿泊地Quintin Lodgeに着いて、余裕がある人はSutherland Falls(サザーランド・フォールズ)までハイキング。もちろんブログ主も行ってみた。番組では翌日の朝訪れていた。(Day 4)
翌日はサンドフライ・ポイント(船着き場)までのだらだらと長いトレイルを歩く。
サンドフライ・ポイントからボートに乗船。
実は、この日は荷物をヘリで運んでくれるというサービスがあった。確か、最小限の荷物をブログ主か友人のどちらかのリュックにまとめ、いらないものは残りのリュックに詰めて輸送して貰った。輸送するリュックには前日に同室だったアメリカ人女性の不要な荷物も詰めてあげて。多分、1つになったリュックは友人と代わりばんこに背負ったんじゃなかったかな。
この女性について印象に残っていることある。それは松本清張の小説(英訳版)を読んでいたこと。「残念ながら数年前(1992年)に亡くなったんですよね。」と言ったら、「えええ、もう読めないの!?」と残念がっていたので、「この人は多作だから大丈夫。」と言ってあげた。何の小説を読んでいたのかは忘れたが、アメリカににはないタイプの推理小説だから面白いと言っていた。
ミルフォードサウンドに到着すると、クルーズが出発するまでの時間、ヘリコプターだったかセスナだったか(←忘れた)の遊覧飛行があったので、もちろん参加。(これは別料金だったと思う)
苦労して歩いた道のりも、ほんの数分で後戻り。ハイライトはサザーランド・フォールズ。
と、ツアーはこんな感じだった。ホテルでの最後の夜は豪華なパーティーで、結構おしゃれをしている人もいて、その場で「修了式」がある。この時にcertification(証明書)を授与してくれる。デザインはスーちゃんが貰っていたものと同じだと思う。証明書はA4サイズほどの横開きの見開きで、画像の右側のページに初日に取った集合写真が貼られている。(左の画像。右側の地図をクリックすると別ウィンドウで大きな地図が表示されます。)
峠越えは1度あるが、基本的には平坦な道が多いlong walkなので、登山が趣味の人には物足りないかも知れないが、異国の地で、海外から集まったツアー客との交流を楽しめる良いツアーだった。
現地で入手したパンフレットを片手に観るとしよう。
【更に追記】
スーちゃんこと田中好子さんは残念ながら2011年4月21日に永眠されましたが、現在でも公式サイトがあり、このロケのことが書かれた旧公式サイトのページも生きているようなのでリンクを貼っておきます。
http://homepage2.nifty.com/yoshiko48/key/chal/index2.htm
現在のHPは http://www.tanakayoshiko.com/ です。
この当時は40才くらいだったそうで、既にアイドル歌手ではなくて女優さんでしたが、可愛らしく、本当に楽しそうでした。ブログ主はもっとずっと若いときに参加しましたが、毎年のようにこんな海外旅行をしていて、これもその一つだったけれど、10代からアイドルだったスーちゃんは、(仕事ではあるけれど、)こんな経験をすることはそれまでなかったんじゃないかと思います。これまでスーちゃんに特別思い入れがあるわけではなかったけれど、この番組のスーちゃんはとても魅力的でした。
初日にロッジの周辺を散策していたときに、ブナの古木に触れて、(これに触れると)長生きできそうな気がする、などと笑顔で言っていたのが、今見ると悲しい。
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