【ブログの楽しみ方】cocologのアクセス数とGoogle Analyticsの乖離【ココログ】
このブログはGoogle Analytics(グーグル・アナリティクス)の解析タグを埋め込んでいるので、ココログのアクセス解析にはない様々な解析ができます。(と言っても、このブログに関してはめったにGoogle Analyticsを見ることはないのですが...)
ここでは、ココログでGoogle Analyticsを使用する方法について詳しく説明するものではないので、関連情報へのリンクを貼っておきます。
- アナリティクスのスタートガイド (公式ガイド)
- Google Analytics (ココログFAQ)
基本的には、メールアドレスでユーザ登録し、ブログのURLを登録するだけなので難しくはないと思います。そこで発行される解析タグ(HTMLタグ)をブログに貼り付ければ、終了です。
(ブログを自分のアクセスを除外して管理しているなら、Google Analyticsでも自分のIPアドレスを除外するよう設定して下さい。)
結論めいたことを先に書くと、アクセス解析でのアクセス数において、「ココログ>Google Analytics」になるのは、考えられることで、これはGoogle Analyticsではマイフォトの解析ができないからです。(ただ、これ以外の要因もあるようなので、もう少し詳しく調べてみました。
■なぜ、マイフォトのアクセス数がGoogle Analyticsに反映しないのか
上にリンクを貼ったココログFAQで説明されているように、ココログにGoogle Analyticsを導入する場合、解析タグ(トラッキングコード)を「ブログのサブタイトル」に埋め込んだり、「メモリスト」に記入してサイドバーに設置します。
つまり、ブログのテンプレートに設定するわけで、別のテンプレートを使うマイフォトには解析タグが埋め込まれていないのです。
下は当ブログのある日(10月4日)の「ページ別アクセス数」ですが、上位)1位、3位、4位)に「私家版スクラップ~」というページがあり、これらはマイフォトのページです。正確には把握していませんが、アクセス解析の生ログを見ると、このマイフォトのページは常時、全体のアクセスの2~3割を占めている感覚です。
これほど影響がある数字がGoogle Analyticsには反映していないので、Google Analyticsではかなりアクセス数(ユーザ数やページビュー数)がココログのそれと乖離しています。
どのくらい違うかを下に示します。(どちらも、自分のアクセスは除外しています。)
【ココログ】10月2日の訪問者数=443、アクセス数=882
【Google Analytics】ユーザ数=289(ココログの約65%)、ページビュー数=643(同、約73%)
ちなみに、Google Analyticsでは「ユーザ数」と似たような指標で「訪問者数」というものがありますが、これは簡単に言うと30分放置すると別の訪問者としてカウントされるので数値が異なります。(詳しくは、『アナリティクスでの訪問数の算出方法』〔公式HELP〕参照)
乖離の原因を確認するために、更に絞り込み、10月4日23時台の数字だけを比較してみることにしました。
【ココログ】訪問者数=13、アクセス数=20
【Google Analytics】ユーザ数=7(ココログとの差:▲6)、ページビュー数=13(同、▲7)
Google Analyticsで23時台に絞り込んで、内訳のようなものが見られれば簡単にこの差が何によるものか分かるのですが、残念ながらその機能はないようです。
そこで、別のアプローチを試みようと、この23時台のココログの生ログを拾ってみると、下のようになりました。(Excelに貼り付けてみました。)
背景色「水色」は『マイフォト』の中の記事(画像)ですが、5件しかなく、上記差を生じさせている要因は他にもあるようです。
そこで、10月4日に限定してアクセスされた記事の一覧を表示(下の画像)し、一覧表からExcelの各ページが存在するかどうか一つ一つ調べてみたところ、背景色「青」の記事に対するアクセスがありませんでした。偶然かも知れませんが、バックナンバー「2012年8月」のページ(8月の記事の一覧)と2012年7月17日のブログ記事という、両方とも1年以上前の記事でした。
これで、合計7件になり、「ココログのアクセス数」-「Google Analyticsのページビュー数」=7と一致します。訪問者数の差異=6の説明はついていませんが、マイフォト以外にも、Google Analyticsでは無視されるアクセスが存在することは分かりました。
Google Anayticsのカウントに漏れがあるという論調で書きましたが、もちろん、ココログに水増しがあるという説も立てられます。
ただ、バックナンバー『2012年08月』の生ログを見ると『検索サイト Yahoo/検索ワード ウィンドーボックス』とあります。Google Analyticsで検索キーワード一覧(※)から探すとこのキーワードでのアクセスが1件あるので、このアクセスは、ページビュー数では無視され、ユーザ数には含まれているようです。(となると、このアクセスが「訪問者数▲6」の説明になるのかも知れません。)
※「トラフィック」メニュー→「すべてのトラフィック」で「プライマリ ディメンション」をキーワードにしてを表示
検証するにはサンプル数が少なすぎますが、ここまで見てきたように、ア○ブロのようなアクセス数を水増ししているブログサービスとは異なり、ココログのアクセス解析の数字はおおよそ信用してよいのではないかと思います。
ここからはおまけです。(ついでに、年初~10月5日までのアクセス状況を前年同期と比較しました。)こういうこともできるという程度のご紹介です。
■一定期間で前年同期比を見る
Google Analyticsは最初にサマリーページが表示され、直近のアクセス推移グラフなどが表示されます。
期間は様々に設定できるので、今年と前年の比較をしてみました。(画像は画面を部分的に切り取っています。)
上のグラフはブルー系の折れ線グラフで今年、オレンジ系で去年の訪問者数とページビュー数を表示しています。(ページビュー数のY軸=縦の数字は右側に表示)
マイフォト以外のブログ記事(webページを含む)だけの数値ですが、視覚的にアクセスは倍増しているのが見て取れます。
(ちなみに昨年4月に突出しているのは、この日に絞り込んでアクセスキーワードを調べたところ、地元の祭をレポした記事だということが分かりました。こういう旬の話題は長続きするものではありませんね。)
期間の設定は、画面右上部の期間が表示されているところをクリックして行います。
折れ線グラフの下には下図のような情報が表示されています。(切り貼りして加工してあります)
新規訪問者とリピートの割合を示す円グラフとか、各数値の比較(ex.ページビュー数)が表示されます。
■訪問者の行動パターンを把握する
ブログではあまり必要とされませんが、例えばネットショップなら、集客率があるページがあっても、そこから商品購入のページにどれだけ進んでくれるのか、といったことが気になるはずです。
下の画像はどのぺーじから入って、次にどのページに進むのか、という行動パターンを示します。(「コンテンツ」メニュー→「行動フロー」)
たとえば、マーキングをした/blog/excel.html というページに注目して、これを更に掘り下げてみると、一定数が/blog/screenshot.html に進んでいます。
これをネットショップの例で言うと、/blog/excel.htmlを商品カテゴリのトップページとして、個々の商品、あるいは売れて欲しい商品のページ(/blog/screenshot.html)に期待通り進んでくれるのか、進んでいないとしたら、 /blog/excel.html のレイアウトなどを見直す必要があるのではないか...という風に分析していきます。
また、「コンテンツ」メニューの「サイトコンテンツ」から「ランディングページ」(最初に訪れるページ)や「離脱ページ」の一覧を見ることができます。これにより、なぜそのページから離脱されてしまうのか、ということを考える必要があるわけです。
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