【ドールハウス工作】 No.97 ベニヤ板で100均フォトフレームをドールハウスに改造する 『初めてのブレッツェル作り』
(。◕‿◕。) と、その前に...
このところシリーズで作っていたセリア(100円ショップ)の木製ボックスを使ったドールハウス。今は玄関に置いています。
なんか、ブランコさんが戸惑った表情をしているように見えますね。(てか、放心状態に見える )
ここで本題。
現在作成しているドールハウスと並行して作ったドールハウスをご紹介します。
最近、ご実家が住宅用の建材を製造している友人が、天井材の端材をくれました。
マンションの和室の天井に使われるものだそうで、A4程度のサイズで半端なものが出るとのことで、ドールハウスに使えないかとサンプルで送ってくれました。
実物を見てちょっと驚いたのは、ベニヤに木目調の壁紙を貼ったもので、3mmくらいしかないことです。いえ、頂いたものにケチをつけたりしているわけでも商品を馬鹿にしているわけではなく、(需要があって製造しているわけですから。) 木目も弁当の折(おり)に印刷されているような感じだし、「こういうのがマンションに使われるのか~」、と思っただけです。(後から聞いたのですが、これはやはり低価格帯の製品だそうです。高級マンションにはそれなりの建材が使われているとのこと。)
でも、ブログ主にとっては“お宝”で、3mm程度のベニヤ板ならカッターで切れるし、壁紙が貼ってあることで片面はすべすべしているし、この上に糊を塗っても反ったりもしません。
そこで、早速お礼にと、これを使ってミニチュアフレームを作ってプレゼントしました。
それが下の作品。
フレームの作り方を簡単に説明すると、
最初にベニヤでフォトフレームの内側のサイズのボックスを組みます。薄くて釘が打てないので、ボンドだけで組み立てますが、水に強く接着力も強いエポキシボンドを使いました。ここではフレームの大きさ(12.7cm×17.8cm/2L判用)とのバランスを考えて奥行き7cmにしています。
次に塗装。外側にベニヤ板がむき出しでは体裁がよくないので、内側と同様、ザラザラした質感のメディウムを絵の具に混ぜて、塗り壁のような質感にしています。
乾いたらフォトフレームにボンドで接着。
これだけだと後ろに傾きすぎるので、下に角棒を土台として接着して調節しています。(下図参照)
この友人はドイツで知り合ったので、ドイツらしいものをテーマに選びました。
ミニチュアは作り置きのものがいくつか使えたので、『【ドールハウス工作】 No.94 テーブルの作り方【How to】』でご紹介したテーブルと黒板を頂いた天井材で作ったくらいです。
クリームのようなものが入っているボウルとクリームのようなものはセリアのスイーツデコグッズ。泡立て器はダイソーのフローラルテープ巻きワイヤーで作成。卵が入っている容器はボタンです。
最後に黒板にブレッツェル(Brezel)の材料を書いていて気づいたのですが、パンに卵って使わないんですね... パンはあんまり作ったことがないので勘違いしてました。まぁ、ブレッツェル以外にケーキか何かを作っているということに...
なお、ドイツのブレッツェルは英語のpretzelとは違ってパンです。(英英辞典によると、a crisp salty biscuit ...とあるので、プレッツェルはスナックの類ですね。)それで、パン(独:Brot)の本を読みながら作っているという設定です。(ブレッツェルについてはブログ記事『【ドールハウス工作】 No.55 プレッツェル(Brezel/Pretzel)やパンのミニチュア (1)』でも説明しています。)
ついでに思いだしたのですが、ドイツのパン屋ではパンの種類毎に検査があり、その結果は証明書の形で公布されます。
これは、店内にたくさんの賞状のようなものが飾られているのを見て、好奇心旺盛なブログ主が質問して知りました。
例えばこんな感じです。
検索して適当に見つけたパンの品質証明書(Brot-Urkunde)ですが、webサイトを持っているようなパン屋はサイトにこんな感じで証明書の画像を掲示していました。これは「Dreikornbrot」(ドライコーンブロート)というパンで、右側の画像はそのパンの画像です。(ブログ主が合成したもの) 「sehr gut」というのは英語で言えば「very good」で、この店のDreikornbrotの評価です。
上の方に「freiwilligen<freiwillig」(「自由意志の(品質テスト)」)という文字が見えるので、義務化されているのではなくて、依頼して検査してもらうもののようです。
更に調べてみたら、このような検査機関の一つ(?)のサイト(http://www.brot-test.de/)が見つかり、それによると、検査は「外見」、「皮」、「生地のキメ」、「香り」、「味」、etc.などを総合的に評価されるようで、まぁ、「○るなび」の評価なんかよりはずっと信頼できますね。
壁に飾ったのは小麦粘土で作ったニンニクやトウモロコシ、唐辛子を束ねた“キッチンスワッグ”。
但し、キッチンスワッグというのはどうやら和製英語らしいです。スワッグ(swag)は本来「両端を留めて中心が下がった花飾り」なので、通常はシンメトリーになっていますが、房状にアレンジしたものもスワッグと呼ばれることがあるようです。
なお、ニンニクやタマネギを編んだもの(下の画像)は○○ロープ(ex. garlic rope)などと呼ばれるようです。(編み方を説明したサイトはこちら)
これはブログ主がスイスで撮影しました。
テーブルは以前の記事『【ドールハウス工作】 No.94 テーブルの作り方【How to】』で作り方をご説明しました。テーブルクロスは切りっぱなしですが、ほつれないようにほつれ止め(「ホツレーヌ」というふざけた商品名 )を塗っていますが、これはボンドや透明なマニキュアでも代用できます。
布に張りがありすぎると不自然なので、テーブルに掛けてから霧吹きでしっかり濡らし、手で押さえるようにして形を整え、そのまま乾燥させました。
【追記】100円ショップの木箱などを使ったドールハウスは下のwebページにインデックスを作成しています。
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