【ドールハウス工作】 No.91 100均粘土でミニチュアフラワーを作ろう!
(。◕‿◕。) 野球のない夜、暇だったのでこんなもの(↓)を粘土で作ってみました。
100円ショップの小麦粘土で適当に作ったバラとチューリップ。
左の画像で花器に見立てたのはスペーサーという金具で、高さ2cm、直径1cmのもの。2個入りで100円くらい。右の画像のような植木鉢に植えてもいいですね。植木鉢はコーヒーフレッシュ(ミルクのポーション)の容器を使うと簡単に作れるので、近いうちに作り方をupします。
(追記:upしました→『【ドールハウス工作】 No.104 100均粘土で植木鉢のミニチュアを作ろう!』)
粘土で作ると、「花」のミニチュアと言うよりは「造花」のミニチュアみたいになっちゃうのですが、まぁ可愛い。
で、珍しく作成の過程の写真を撮ったので、作り方なんかを書いてみようかと思います。(ブログ主は粘土使いではないのでヘタなのと、画像があまり鮮明でないのはご容赦を。)
材料・道具
下から、小麦粘土、爪楊枝(細工棒の代わり)、ハサミ(画像は眉毛をカットするハサミ/100円ショップのもの 細かい細工にはこのようなハサミが便利です。)、ピンセット(バラの萼や葉を付ける時のような細かい作業に、先が細くなったものが便利です。同じく100円ショップで手に入ります。)、ボンド、別途、ラップを少し用意します。ラップはチューリップの葉を作るときに使います。
粘土(※)は好みの色のものを用意して下さい。緑は暗い色と明るい緑を用意しましたが、これは葉に濃淡を付けるため。白も花びらを作る際に濃淡を付けるためのものなので、これはお好みで。
※ご参考までに、使用した粘土はダイソーのものとセリアのものを混ぜています。ブログ主の最寄りの店で買える小麦粘土は、容器からすると同じ製造元らしいのですが、入っている色が若干異なります。(下の画像は左がセリア、右がダイソーのもので、セリアのものは蛍光色が多く、ダイソーのものはマットでやや落ち着いた色合いです。)
使用した色は、明るい緑(ダイソー)、濃い緑(セリアの緑+黒/黒はどちらにもあり)、黄色(ダイソー+セリア)、ピンク(ダイソー)、白(ダイソー/セリアにも入っていますが、確か、セリアのものはやや透明感がある白、ダイソーのものはマットな感じの白でした)
なお、作業台として下にクリアフォルダ(透明の書類ばさみ)を敷いています。その下に敷いているのはカッティングマットで、マス目は1cm四方なので、サイズの参考にして下さい。
これ以外に、アートフラワーに使用するフローラルテープ巻きワイヤーが必要です。2種類用意しましたが、細いものはダイソーで買ったもの、太い方は手芸店で買ったもので、20番という太さです。太い方は花の茎に、細いワイヤーはバラの葉の茎に使用しますが、1種類だけでも構いません。作業しやすいように少し長めにカットしておいて下さい。
以下、作り方です。
バラの作り方
1. まず、(生の)米粒より少し大きいくらいの粘土を下の図のように細長くしてから平べったく伸ばし、ワイヤーの先端にボンドを少量付けてからその周りに巻きます。
2. 次に、米粒大の粘土を花びら型にして、その周りに貼ります。ボンドは不要。
下のように何枚かの花びらを貼り、少しずつバラの形にしていきます。
指先で花びらの先を少しそらすといい感じ。
3. 萼を付けます。
緑の粘土を細長くしてつぶし、細長いしずく型にするか、上のような形にしてから真ん中をハサミで切ります。長すぎた場合は左右の端を使って下さい。
これを上の画像のように1本1本貼っていきます。この時、ピンセットを使うと便利です。太い方をそっと掴んで花の下部に付け、ピンセットで抑えます。(あるいは、萼を人差し指に載せて花の方を萼に押し当て接着します。)
周囲に萼を付け終わればバラの花は完成です。
つぼみは上のようにしずく型に形作りワイヤーに挿します。開花した花同様に萼をつけて下さい。
4. 葉を作る。
図のような葉を何枚か作り、爪楊枝で中心に葉脈を書きます。クリアファイルに貼り付けて、指先で成形してもいいです。小麦粘土は柔らかいのでクリアファイルに貼り付きますが、乾いてくると剥がれます。色や形の良いものを使うので、少し多めに作っておいて下さい。
バラのような複葉(葉が分かれているもの)は難しいですね。なるべくバラの葉に見えるように、画像のようにワイヤーにボンドで貼り付けて下さい。ワイヤーは少し湾曲させておくといいと思います。画像は5枚葉ですが、3枚葉のものも作ってバリエーションをつけて下さい。
花と葉を数本作り、花瓶やバスケットなどのミニチュアにアレンジします。
チューリップの作り方
1. バラのつぼみと同じような「しずく型」を芯にして花びらを貼っていきます。
つぼみはしずく型のままで完成です。
チューリップは花の下の方が膨らんでいるので花びらの下の方はあまり薄くしないのがコツです。花びらを3枚ほど付けてチューリップの形にします。
萼は不要です。(正確には、チューリップの外側の花びらは萼なんですが。ユリ科の植物は萼と花びらが同じような形状をしています。ついでに書くと、チューリップの名前はターバンに由来するのだそうです。その形から。「タイガー・ジェットシンが被っているアレ」、と思ったけど、ヨーロッパだからイスラムのターバンなんでしょうね。)
2. 葉を付ける。
緑の粘土を細長いずく型にまとめ(左)、ラップに挟んで平たくします。(中央) 次にそれを縦半分に折り、軽く指で押さえて折り目をつけます。
ラップを畳んだのと逆順に広げていき、茎の途中に貼ります。
更にもう少し大きな葉を作り、茎に貼ります。
葉の枚数はアレンジする際のボリュームを考えて加減して下さい。
これで完成です。
2013/07追記
100均小麦粘土は保湿剤が入っているので、特に夏はなかなか乾燥せず、しっとりしたままでいるようです。ただ、2ヶ月くらいで水分が抜けたときに表面がザラザラになる現象が起きました。表面に薄くニスを塗ってしまう方がよさそうです。小麦粘土を使った作品で表面に塗料やニスを塗ったものはザラザラにはなりませんでした。
なお、ここでは100均小麦粘土を使いましたが、樹脂粘土でより繊細に作ったものが下のアーチに這わせたバラです。葉は粘土ではなく紙を切り抜いて作っています。
(他の樹脂粘土の作品はこの記事の末に追記しました。)
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【追記】下は、粘土を樹脂粘土に変えて作ったものです。、画像をクリックすると該当記事にジャンプします。
花びらの重ね方を変えると、ラナンキュラスにも応用できます。
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今井様
こんにちは。コメント、ありがとうございました。
スペーサーというのは、間隔をあけるのに使う部品の総称なので、画像と同様なものをお探しなら、「スペーサー 金属 円柱 中空」などのキーワードで検索してみたらいかがでしょうか。または、ホームセンターで同様の部品を見つけて、他のサイズはないか訊いてみるとか。
個人的には、プラ製(樹脂製)のパイプのようなものをカットして塗装してもいいのではないかと思いますが、いずれにしてもDIYのお店でいろいろな商品をご覧になって納得のいくものや、自分で加工できそうなものをお探しになるのが良いかと思います。
投稿: 大師小ブログ主 | 2014/01/13 19:15
はじめまして、今井と申します。ドールハウス作りが好きです。たくさんの作り方や素晴らしいアイディアを公開してみえて驚きと嬉しさでいっぱいです。
教えていただきたいのですが、お花やさんを作りかけています。花の筒(花瓶?)はスベーサーというものだそうですが、4.5センチくらいの高さの物を探しています。厚紙にアルミテープを巻きましたが しっくりいきません。
厚紙にタミヤのスプレーはどうかなと考えているのですが、ホームセンターで探してはいるのですがなかなかなくて、ご存じでしたら教えて下さいね。
他にドールハウスキット制作されましたらまたブログに載せて下さいね。
植木鉢、作り方とても参考になりました。セリアはないですが、ダイソーで探してみます。
私はネットで中国製の欧州旅行日記のチョコレート屋さんは購入しなかったのですが、パン屋さんを購入しました。やはり同じで寸法違いや説明書と木のサイズは同じでも棚にあわせると寸法が足りない。ボンドで貼ってからサイズが違い悩みながら作ったので時間がすごくかかりました。照明の配線図みても電池知識なくてさっぱりわからず、長男が帰省したとき、はんだごてでつけてもらい出来上がったときはそれは嬉しかったです。
回りにはドールハウス作る人がおらず、古本見ても詳しくは書いてなく困ってました。
これからも宜しくお願いしますね。
投稿: 今井 | 2014/01/13 18:29
コメントありがとうございました。
バラのような枝分かれしている植物は、根元から見せるのは難しいですね。
やるとしたら、オベリスクとかラティスみたいなのに絡んだ「つるバラ」みたいな方がごまかせるかも。
投稿: 大師小ブログ主 | 2013/07/22 15:52
こんにちは♪



お忙しいのにつぶをありがとうございます。
観るのと作るのでは難しいものですね。
これをみてまた頑張ります。 !(^^)!
あと、粘土の混ぜ方も難しくて思う色にするのもなかなか・・・。
大師小ブログ管理者さんのような色も形も上手くいきません。
小さく作ってもいつのまにか大きくなってしまって・・・。
植え方も上手くいかないです。特に薔薇が難しいです。
チューリップと薔薇を中心にもう少し頑張って見ます。
大師小ブログ管理者さんの偉大さがわかる一日でした。
投稿: 初恋 | 2013/07/22 13:53