【ドールハウス工作】 No.59 100円ショップの木箱をドールハウスにリメイクする方法(1)
(。◕‿◕。) 先日作った、標本箱(コレクションケース)を改造したドールハウスの評判が良かったので、プレゼント用にもう一つ作りました。
(前作→『【ドールハウス工作】 No.56 セリアの標本箱をショップ風ドールハウスにリメイク』)
こちら(↓)のボックスを使ったドールハウスの作り方も公開しています。下のリンクからどうぞ。
- 【ドールハウス工作】 No.75 100均木箱で作るミニショップ No.1/Miniaturbude
- 【ドールハウス工作】 No.80 セリアの木製ボックスで 『クラインガルテン』 No.1/Kleingarten
右側の部屋に置いたテーブルは以前作ったものを貼り付けたものです。
今回は、ブログ主の覚書がてら、このリメイク方法(テーブルと額を除く)を数回に分けて記事にします。夏休みの工作などにも使えるよう、なるべくお子さんが扱えるような素材・方法でリメイクしていきます。
下は標本箱に付いていた製品情報をスキャンしたもので、外側のサイズはこれを参照して下さい。留め金の付いているタイプを2つ使用します。
【今回使うもの】
- 標本箱 2個(微妙な個体差があるので、サイズが合うものを2つ選んで下さい。)
- バルサ 3mm厚、5mm厚各1枚(5mmのものは棚の支えにしか使わないので、ちょっと薄いのですが、3mm厚バルサでも代用可能)
- 白ボール紙(工作用紙くらいの厚さが扱いやすい)またはケント紙
- 壁紙にする布
- その他の主な道具: 木工用ボンド、多目的ボンド(クリアタイプ)、カッター、サンドペーパー(400番くらいの目の細かいもの/下のように5mmバルサをカットしたものやかまぼこ板などの端材に両面テープで貼り付けておくと便利)
- 塗料: アクリル絵の具(トールペイント用の塗料が色数が多くお薦めです)
今回は、色が気に入ったのでヌーロ(nüro)という塗料(色:ローズピンク、ピンク)を使ってみました。薄めずにそのまま塗れて、水性なので筆を水で洗えます。また、ニスを塗らなくても光沢があります。
【作り方手順】
1.標本箱から金具類(留め金、蝶番)を取り外す
プラス(+型)ドライバーで取り外します。ネジをなくさないようにしてください。本体のみ使用して蓋は使用しません。
2.本体の1つの蝶番の窪みをふさぐ
標本箱の蝶番は内側に付いており、本体は蝶番の厚み分掘り下げられています。片側の箱はこの窪みが不要なのでバルサでふさぎます。(下の画像参照)
窪みは幅(長い辺)1.9cm、高さ(短い辺)0.7cm、深さ3mm程度ですが、個体差があるので、念のため計って下さい。
3mmバルサをサイズにカットして木工用ボンドで接着します。
3.標本箱にサンドペーパーをかける
標本箱の外側はかなりささくれ立っているので、塗装する前にサンドペーパーをかけて表面を平らにしておきます。
この時、サンドペーパーを板に貼ってあると使いやすいでしょう。(サンドペーパーだけを手に持ってかけると、力の入れ方が一様にならず、削りすぎてしまいます。)
4.塗装
内側から塗っていきます。
今回は左側の箱の内側と右側の箱の天井と床に当たる部分ををピンクで塗っています。外側をやや濃いピンク(ローズピンク)で塗るので、マスキングテープは不要ですが、色の境界線をきれいに直線にしたいときはマスキングテープを貼ります。
内側が乾いたら外側を塗ります。この例では、内側に塗ったピンクにはみ出さないようにマスキングテープを貼り、保護しています。
外側に塗った塗料が乾いてからマスキングテープを外し、必要に応じて水性ニスを塗って下さい。
5.金具を付け直す
この箱は桐(キリ)でできていて柔らかいので、錐(キリ)などを使わなくてもネジを少し押し込めることができます。プラスドライバーで垂直にネジを差し込んで下さい。
なお、2でバルサでふさいだ部分に蝶番をつけることになりますが、バルサは柔らかくてネジが抜けてしまうので、必ずボンド(多目的ボンド)で補強して下さい。
6.布を貼る
布は直接貼るのではなく、白ボール紙に貼ってから箱の内側に貼っています。
白ボール紙を箱の底面サイズ(=奥の壁/14cm×19.5cm)と側面のサイズ(3.3 訂正3.5cm×19.5cmを2枚)にカットします。これも箱に個体差があるので、念のためは刈り直して下さい。
下の画像は他の記事からの転用なので紙の形が正方形ですが、作業のしかたは同じなので、これで説明します。
布を台紙(白ボール紙)に合わせ、左端の様なサイズ(1cmくらいの糊しろをつけて)でカットします。
台紙に木工用ボンド(※)を均一に塗り、布を貼ってから、角を図のようにカットします。
※ノリについて
ボンドはそのまま塗るにはやや濃すぎるので、平たい容器に絞り出し、スポイトで2滴3滴と水を垂らしてハケで塗れる程度に緩めます。または大和糊のような水分の多い糊を混ぜてもいいでしょう。
ハケは画像のようなものが塗りやすいのですが、無ければボンドに付いているヘラなどでのばします。
台紙の裏側に糊しろを貼り付けます。
底に貼るものは左から3番目の要領で、側面に貼るものは右端の要領で糊しろを始末します。
まず、底から箱に貼り付けますが、標本箱は底がコルクになっていて水分を吸い込みやすいので多目的ボンドを使います。底全面に多目的ボンドをのばし、布を貼った台紙を貼り付けます。
側面に糊しろ分の布が残りますが、木工用ボンドをハケで側面に塗り、この布を貼り付けます。こうすることによって台紙と台紙の境目が空くことを防ぎます。
次に左右の側面に布を貼った台紙を多目的ボンドで貼り付けます。
これで基本的には完成しました。次回は3mmバルサで作った棚を取り付けます。
(次回に続く)
【追記】100円ショップの木箱などを使ったドールハウスは下のwebページにインデックスを作成しています。
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