【ドールハウス工作】 No.55 プレッツェル(Brezel/Pretzel)やパンのミニチュア (2)
(。◕‿◕。) パンの続きです。
デニッシュ・ペストリー(Danish Pastry/独:Plundergebäck, Plunderstück)みたいのを作ってみました。こんなの(↓)。
下はブログ主の覚書ですが...
デニッシュ・ペストリーとは、パイに似たデンマーク風の菓子パンですが、英英辞典(Oxford Advanced Learner's Dictionary)で調べると、“a sweet cake made of light pastry, often containing appe, nuts, etc. and/or covered wih icing”とあるので、こういうのはパンではなくてケーキ扱いなのでしょうか。
“pastry”とは“a mixture of flour, fat and water or milk that is rolled out flat and baked as base or covering for pies, etc.”という意味なので、バターを練り込んで折りたたむパイ皮(パイ生地)のことを指すようです。
ドイツ語の“Plundergebäck”の“Plunder”も同じような意味らしく、Plunderteig(“Teig”は生地)は「デニッシュ生地=発酵生地にバターを折り込んだもの」と辞書に書いてありました。
作り方のポイントとしては、ジャムの部分は木工用ボンドに塗料を少し加えて混ぜたものを使います。パンの上に楊枝の先でジャムっぽくボンドを置いていきます。
パンはもう2種類、ドイツ(語文化圏)では朝食に欠かせないブロートヒェン(Brötchen/南独・オーストリア:ゼンメル/Semmel)と呼ばれる小型のパンと黒パン(Schwarzbrot)を作りました。
ブロートヒェンはブログ主が一番好んで朝食に食べるパンで、皮は固いのですが、中はふわっとしつつ、しっとりした白パンです。
逆に黒パンは、ブログ主はまず食べません。酸味が強くて、あまり食べ慣れない味だからですが、調べたら、イースト菌ではなくてサワー種と呼ばれる、乳酸菌主体の膨張剤を使うからのようです。
小麦粉ではなくてライ麦を使うのは知っていましたが、ライ麦そのものなのか、それとも何か他のものを練り込むのか、中に粒々があることがあります。(←あんまり食べないから、よく分からない )
で、その雰囲気を出すために、粗挽きのブラックペパーを粘土に練り込んでみました。
試しに切ってみたのが下の画像です。
ホテルの朝食では、こんな風にナイフと共に置かれていて、各自、好きな量を自分で切ります。切るためにはパンを片手で押さえなくてはならないので、画像のように直接触れないようにフキンを被せてあるのをよく見かけます。
パンの表面の「粉を吹いた」感じは、「ドライブラシ」という手法を使っています。
ドライブラシとは、濃い絵の具(アクリル絵の具なら水を付けずに使用)を筆にとり、紙にこすりつけて、ほとんどつかないくらいに落とした状態にしてから塗る手法です。普通の筆でもできますが、たまたまダイソーでドライブラシ用の筆セット(←何でもあるんですねぇ。恐るべし、100円ショップ )で見つけたので、使ってみました。毛が短くて固くなっているので、擦ると言うよりは、上から叩くようにして、細かい粉がついているような雰囲気を出しました。(歯ブラシでも代用できるかも。)
模型を塗装するときに、かすれたような筆致で汚れた感じを出すのにドライブラシを行うことがありますね。この場合は「ウェザリング」とか「エイジング」塗装になります。
パン切り包丁はラップなんかの箱についている「刃」(今は金属ではなくプラスチックでできていますね。)で作りました。
黒パンは好きじゃないけど、このミニチュアは気に入ってます。
ミニチュアパン作りと並行して、またまたセリア(100円ショップ)の標本箱と呼ばれる木製ボックスをドールハウスにリメイクしていたので、次回はそれをご紹介します。
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