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2013/02/19

【書籍レビュー】沢木耕太郎『キャパの十字架』読了

2月3日に放映されたNHKスペシャル『沢木耕太郎 推理ドキュメント 運命の一枚~"戦場"写真 最大の謎に挑む~』を観て、早速17日に発行された『キャパの十字架』を読んだ。

番組は、スペイン内戦(1936~39)のさなかの1936年9月にロバート・キャパが撮影し、翌年、雑誌「ライフ」の7月12日号に掲載されたことで世界的に有名になった「崩れ落ちる兵士」(最初の発表はフランスの写真雑誌「VU」(ヴュ)1936年9月23日号)の真贋を追求するもので、下は、番組公式サイトの説明文を一部引用したもの。

 „戦争報道の歴史の中で、最大の謎と言われる一枚の写真がある。「最も偉大な戦場カメラマン」と称されるロバート・キャパ(1913-54)が、スペイン内戦のさなかに撮った「崩れ落ちる兵士」である。銃弾によって身体を撃ち抜かれた兵士の「死の瞬間」を捉えたとされるこの写真は、フォトジャーナリズムの歴史を変えた傑作とされ、それまで無名だったキャパを時代の寵児に押し上げた。だが、この「奇跡の一枚」は、真贋論争が絶えない「謎の一枚」でもあった。ネガは勿論、オリジナルプリントもキャプションも失われており、キャパ自身も詳細について確かなことは何も語らず、いったい誰が、いつ、どこで撃たれたのか全く不明なのだ。”

ここで言う「真贋論争」とは、「この写真が本当に死の瞬間を撮影したものなのか」と論争である。つまり、兵士にポーズを取らせた、所謂“やらせ”写真ではないかというものである。

本書は沢木耕太郎氏がこの写真を見たときに抱いた疑問や違和感から出発しており、NHKの番組は沢木耕太郎氏の20年以上に及ぶ取材の内、「写真の撮影された場所の特定」や「誰があの写真を撮り得たか?」を検証するものである。

もちろん、このような研究は沢木耕太郎氏だけが行ってきたわけではなく、伝記作家や郷土史家など、多くの人がこの問題を研究し、様々な形で発表しており、この間、“ロバート・キャパ”が撮影した新たな写真も発見されてる。

氏は、これらをパズルのピースを組み立てるように検証し、疑問を一つずつ解いていくのだが、その過程はまるで推理小説のようにスリリングで、じっくり読みたいのに早く先を読みたいという欲求に駆られ、結局半ば徹夜をして一気に読んでしまった。

それにしても、「崩れ落ちる兵士」の前後で撮影された写真について、大岡昇平(おおおか しょうへい)にも意見を求めているとは!そして、戦争を実体験した大岡昇平は、あっさりと1枚の写真の“嘘”を見破る。

なお、この本を読もうかどうしようかと考えている方のために書くと、調査のキーとなる写真や地形図等はキャパが創設したマグナムフォト社等の協力を得て全て掲載されている。

ところで、取材対象の中に、印象的なエピソードを持つ人物が登場する。2009年に『崩れ落ちる兵士』が『やらせ』だと報じるスペイン紙の情報源となったJ.M..ススペレギ教授だ。

教授がこの写真の真贋を研究するきっかけとなったのは、曾祖母がスペイン内戦から避難する際にカメラマンに撮られた写真だという。この写真はグラフ誌「VU」に掲載されたが、オリジナルの写真を見ると、曾祖母は確かに疲弊しきったようなポーズで座り込んでいるが、その横にはまるで近所の公園でひと休みしているかのような日常的で緊迫感のない母子が映っている。しかし、その部分はトリミングされ、老女の姿だけが悲劇を象徴する写真として扱われていたのだという。

“写真は嘘をつく”のだ。

 

 

以下は以前のブログ記事にとブログ主の覚書として掲載したリンクで、この記事にも再掲する。 

 

NHKスペシャル PR動画「沢木耕太郎推理ドキュメント(2013 2 3)」 - YouTube

 

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