【ドールハウス工作】 No.19 コンソールテーブルと暖炉
(。◕‿◕。) ソファー周りのミニチュアシリーズ最終回。
実は同じものをもう一つずつ作ってギフトにするつもりだったので、このところ急ピッチで作っていました。
まぁ、夜、テレビを観ながらでも作れるし、それもベイスターズが負けるのを見る簡単なお仕事なので、よい気の紛らわし方です。
(´・ω・`) ...
(´;ω;`)ブワッ
気を取り直して、まずはコンソールテーブルのご紹介。
上に載っている“なんちゃってマイセン”が高さ2cm程度です。
ブログ主はコンソールテーブルなるものを知らなかったのですが、本来、壁と一体化させて作り付ける飾り棚のようなテーブルで、そのために、前の2脚しかないものもあるようですが、このように壁にピッタリ密着させて置くタイプのものも含まれるそうです。
参考図書(後述)に倣って作ったので詳しくは書きませんが、側面のカーブの部分は内側をバルサなど(実際はスチレンボードの余りを使いました)を削って作り、表面に経木(きょうぎ)を貼っています。
脚は5mm角の檜材を飾り彫りしたもので、下に向かって細くするのに切り出しナイフを使いましたが、鉛筆をナイフで削ったことのない世代にはちょっと大変でした。(本に載っている作品例は、もっと滑らかで、どこを切っても円形になってそうな感じでした。)
実はこのテーブル、作るつもりではなかったのですが、手芸店で、(多分、ビーズアクセサリーのパーツの)ロンデルビーズというものを見つけて、俄然作る気になったものです。
ロンデルビーズはどこに使っているかというと、引き手の金具部分です。
横に細長い6角形で、紐かワイヤーを通す穴が2つ空いており、実際にどう使うのかは分かりませんが、抽斗用の金具以外の何者にも見えませんでした。厳密な意味での引き手は真鍮のワイヤーで作っています。(参考図書では既成品のミニチュア引き手を使うことになっています。)
金色のものは値段が高かったので、銀色のものを買って塗料を塗ったのですが、2個入りで100円でした。
次にご紹介するのは暖炉。
これも基本的には本に掲載されている作品の作り方と同じですが、前に作って友達に送った「キッチンストーブのある風景」のキッチンストーブの場所に置けるよう、サイズを少し小さくして、それに合わせて装飾も減らしてシンプルにしました。(と言えば聞こえはいいけど、要するに手を抜きました。 )
また、全て家にある端材で作ったので、素材は、アガチス材やらバルサ、スチレンボード、段ボールなど、残り物総動員です。
手前の柵は、(本で使用している模型用のフェンスは持っていないので、)100円ショップで買ったプラスチックの物入れの、使っていない仕切りをカットしたもので代用。表面にはプラモデル用の水性塗料を塗って、少しメタリックな雰囲気を出しています。(「暖炉」に使用した塗料については、後日、まとめページにもう少し詳しく説明する予定です。)
ここまでに作った家具をその他の小物と共に並べてみるとこんな感じ(↓)になります。
(。◕‿◕。) ええやん、ええやん
これはテーブルみたいなところに並べてみただけですが、前に作った自分用のドールハウス(『キッチン』)に収まるサイズです。
でも、取りあえずは、居間にある飾り戸棚に並べて(・∀・)ニヤニヤすることにしました。
横着して手持ちで撮影したのでぶれてますが、こんな感じ(↓)です。
壁に貼り付けているライトはポスター用の両面テープ(粘着力がそれ程強くないもの)で貼り付けています。このテープは100円ショップにも売っていて、安定感のない小物の底に小さく切って貼っておくと倒れなくて便利です。
これで、居間の家具作りは一旦終了です。
次回は、『家事』や『ホビー』をテーマにミニチュアを作ってみようと思っています。
以下、ブログ主が参考にした本を含めて、ドールハウスやミニチュア作りに役立つ、「ドールハウスのミニチュア小物」シリーズをご紹介します。残念ながら全て絶版ですが、図書館で借りることができました(これ以外の本は「まとめページ」で紹介しています。)各本は、Amazonの“ちょっと見”機能で目次や本文を数ページを見ることができるので、ブログ主の印象のみ記します。
■家具の本
表紙に映っているような家具を作ることができます。リビングルームやキッチン、書斎といったシーンの画像があり、そこに置く家具や家具以外の小物が作れるので、一体感のある作品になります。
最初に食器戸棚がの作り方が丁寧に説明されていて、これで、開くことができる観音扉や抽斗といったもののテクニックが学べるようになっており、その他の家具も全て写真による作り方の説明されています。
家具は一見難しそうですが、パーツを正確に切り出すことにさえ注意すれば作ることはできると思います。(抽斗が開かなくても良ければそのように省略すれば良く、本で使用している厚さの板がなければ、他の部品で調節できるよう計算し直せばよいので、アレンジ次第で簡単に作れました。)
■壁と床の本
こちらも家具の本同様、様々なシーンを表現した作品が提示され、壁と床だけでなく、そこに置くミニチュアの作り方が説明されています。(一部の家具はキットを使用)。壁や床の様々なテクスチャの表現方法は大変参考になり、“汚し”や“ウエザリング”(=ユーズド感や古びた感じを表現する)技法も分かりやすく説明されています。作風としては落ち着いたシックな雰囲気です。
今回は以上の2冊を参考にしました。
■花と緑の本
ガーデニングのミニチュア作りを紹介する本。個人的には、花などのミニチュアよりも、芝生や土、レンガなどの壁の質感を表現するテクニックが参考になると思いました。模型(ジオラマ)に使う材料が紹介されていて、ミニチュア作りの世界が広がりました。
ただ、植物のほとんどは粘土で作られていて、粘土作品は、単体のオブジェとして楽しむには良いですが、多用すると質感の不自然さが“浮いてしまう”ように感じました。
下の2冊も粘土作品が主で、ミニチュアフーズが多いようです。
■ミニチュア小物200
一部、和紙や縮緬で作る季節の飾り物などもあり、ドールハウスとは少し違うベクトルの本です。複数の作家の作品なので、一体感に欠けますが、その分、好みの作風が見つかるかも知れません。ミニチュアスイーツとかミニチュアフードとかを作るには参考になると思います。
■お店の本
店に置く商品(主に食品)ということで、多くはまず型を作ってから作品を作ります。型取りのために特殊な工具の形を利用したりと、作業がやや大変な気がしました。
店(建物とか店先のウィンドウ)はハウス制作に応用できそうです。
下の本は未読です。
■和物の本
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