プチ工作:クリスマスモチーフのミニオブジェ
写真をスキャンするためにアルバムを見たら、こんな写真が出てきたので遊んでみただけです...(´Д`;)ヾ
先日から作っていたクリスマスモチーフのミニオブジェがたくさんできました。
お...おそろしく季節はずれなんだけど...
ま、いっか。
まずは、先日も貼った、ドイツのクリスマス市(Weihnachtsmarkt)のイメージで作ったオブジェ。
右から、焼きソーセージの屋台(Burstbude)、木組みの家/木骨造りの家(Fachwerkhaus)、教会(Kirche)、クリスマスツリー(Weihnachtsbaum)、スノーマン/雪だるま(Schneemann)。
木骨造りの家は焼き鳥なんかに使う串をペンチでチョキチョキ切って貼ったものだけど、やることが雑だから曲がってる...
木骨造りの家については、フォトアルバムの『ヴォルトハウス/Fachwerkständerbau "Word"』に説明を書いているので、ご興味があればどうぞ。
スノーマンが持っているホウキは、『ミニミニオブジェのプレゼント―かわいく手づくり雑貨たち』という本に載っているホウキを真似してラフィアで作りました。
アルバムをごそごそと引っ張り出してきたのは、クリスマスの写真を掲載したかったからで、下にいくつか貼ってみます。
こちらはドイツ北部の都市ツェレ(Celle)のクリスマス市(1996年、以下同)
こちらはミュンヘンのクリスマス市。食べ物の屋台以外にもクリスマスグッズの屋台が並び、見ているだけで楽しいものです。
こちらは、どこかのお宅の窓辺見かけたお菓子の家(Lebkuchenhäuschen:意味は英語のginger bread houseと同じ)。ヘンゼルとグレーテルの童話に出てくるアレです。 観光地として有名なローテンブルクで撮りました。
最初の画像ははクリスマスの室内のイメージで。下は細部です。
テーブルの上に載っているのはシュトーレン(Stollen)と呼ばれるクリスマスの焼き菓子で、上に粉砂糖がかかってます。コッペパンのような細長い形をしていて、これは、Wikipediaによると、おくるみに包まれた幼子のキリストを模したものと言われているそうです。ドレスデンのシュトーレン、„Dresdner Stollen“が有名ですが、ニュルンベルクが発祥と書いてあります。
下の画像はシュトーレンではなくて、フルーツケーキ。これも南ドイツではクリスマスの時期に焼かれるものだそうです。ニュルンベルクにて撮影。
下の画像は、オブジェにはないけど、クリスマス市には欠かせないグリューヴァイン/グリューワイン(Glühwein =ホットワイン)の屋台。
下はオブジェの右側。
リース(Kranz)のリボンは、お菓子の入ったプラスチック袋を閉じるのに使われる針金の入った紐です。調べたら、「ビニタイ」とか「金帯」と呼ぶそうです。あー、園芸で植物の枝を止めたりするのと同じだ。
本当は、モミなどで作ったリースの上に4本のロウソクを立てたアドヴェントクランツというリースの方がドイツらしいのだけど...。
ちなみに、アドヴェントクランツとはこういうものです。
しかし、手書きの文字を判読するのが大変だった...これがAdventsgesteckeとは...
アドヴェント(待降節/たいこうせつ)とは、クリスマス=キリストの降誕前の4週間のことで、アドヴェントクランツのロウソクは日曜日(Adventssonntag)毎に火を灯します。
後ろの飾り戸棚に飾ってあるのはお皿のつもり。
これは白いボタンにペーパーナプキンから切り抜いた柄を貼って、上からマニキュア(トップコート)を塗った“なんちゃってデコパージュ”です。
あ、ちなみに引き出しの取っ手はホチキスの針w
暖炉の前の鉄柵はまたまた登場、鉢底ネットちゃん。鉢底ネットは地味だけどいい仕事をするねぇ。
薪が入ったバスケットは麻紐で作ったんだけど、試作品(ちょっとバランスが悪かった)の方は卵入れにしてみました。卵は安易に紙粘土で作っちゃったけど。
これはこれでカワユス (;´Д`)ハァハァ
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これ以降はブログ主の呟きというか、覚書みたいなものです。
ネットでポスターカラーを調べてて、ターナー(Turnerというメーカのターナー グレインペイント
という塗料を知りました。
絵の具の中に“グレイン”(粒々)が入っていて、砂浜とかアスファルトとかの質感を出せる塗料だそうです。使うあてはないけれど、こういうの気になるわぁ。思わずポチりそうになるのを理性が必死に押しとどめました。
こういう塗料はジオラマなんかを作る人が使うみたいですね。
もう一つ知ったのが、サーフェイサーなる塗料。模型の傷や凹凸を消すためなんかに表面に塗る塗料みたいですが、いいかげんに作るのでできるバルサの接着面の隙間とか、小口のザラつきを隠すのに良さそう。バルサは脆くてペーパーをかけると崩れるため、、小口がスパッとならないときがあるのです。これは安いし、今度ホムセンに行ったときに購入しよう。
で、同じようなミニチュアの世界なのでネットで検索してたら、やはりオタ...失礼、マニアだけあって、皆さん色々工夫しているんですねえ。ブログなんかを読みふけっちゃいました。
ブログ主の全く知らない世界だったので、今回初めて知ったんだけど、ハズキルーペで石坂浩二さんが言っている「Nゲージ」とか「HOゲージ」とかは縮尺を表す言葉で、それぞれ、150分の1、80分の1という規格だそうで、NゲージのNとは150分の1の線路の軌間(内側の幅)が9mmだそうです。ちっさー! ちなみに、旧西ドイツのメルクリン社が発売しているものに225分の1というスケールがあって、Zゲージと呼ばれるそうです。これは、「これ以上小さい模型は無理」という意味で、アルファベットの最後の文字「Z」を使ったそうです。
ここまで鉄道模型入門書の受け売り。今回、色々調べて、ジオラマの“情景”を「シーナリー」(scenery)、個々の建造物や樹木などを「ストラクチャー」(structure)ということを知りました。
まぁ、鉄道模型に手を出すつもりはないんだけど
好奇心旺盛なブログ主は図書館で借りてきたのです。
でも、お陰でとても面白い本に出会いました。それが下の本。
これはプラモデルで有名なタミヤ(田宮模型)の二代目、田宮俊作氏が著した本ですが、プラモデルや車の知識が無いブログ主でも充分楽しめました。
昔の模型は木だったそうですが、アメリカからプラスチックの模型が入ってきて衝撃を受け、プラスチックモデル作りに参入。でも、製品をアメリカで売り込もうとしたら、当時、Made in Japanが今で言う(失礼だけど)“中国製”みたいな扱いで、粗悪品に違いないと相手にされなかった話とか、(一方、)ヨーロッパでは、その精密さに目を付けてた問屋がいて、「これは行ける」と見本市に出店したら大評判を得るんだけど、その時の目玉がホンダのF1カーで、これを作るのに、ホンダに取材を頼んだら、快く協力してくれたというエピソードとか、一つ一つハードルを乗り越えて世界に名を知らしめるまでになったタミヤの歴史がまとめられた本です。
日本のもの作りの一つの歴史って感じで、本田宗一郎の伝記を読んだときのような感動を覚えました。
リアルな戦車の模型を作りたいと、アメリカやイギリスの博物館に取材に行ったり、果ては、当時は絶対に取材が無理だったソ連の戦車がイスラエルで捕獲され、戦利品として“晒し者”になっていると聞いてイスラエルに見に行ったり。
「日本のもの作り」などと普遍化しちゃったけど、これは田宮氏ご本人の探求心のなせる業で、読んでいてゾクゾクしてきました。
プラモデルに興味の無い人でもこの本おすすめです!
話は変わって、ミニチュアの世界というのは他にもあって、ドールハウスというのもありますね。こちらは12分の1というのが一般的な基準だそうです。元々は日本のお雛様のように上流階級の人の要請で家具職人などがまちまちのスケールで作っていたようなので、こういう基準ができるのは、多分に“商業的な”理由なんでしょうね。規格があれば、職人が作るのも商人が売るのも楽だし。
「あ、あくまでもオブジェだからね!」と開き直ってるブログ主は適当な縮尺、いや縮尺なんかも意識せず(こういうのはノンスケールというのかな?)にオブジェ作りを楽しんでます。
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