プチ工作:手縫いでティーコジー
ブログ主は紅茶はほとんど飲まないのでティーポットを使うことなんて滅多にないんだけど、人に紅茶を出すときはポットを使うので、ティーコジー(ティーコゼー/ポットカバー/tea cozy)があったらいいなと、作ってみました。
なんかテケトーに作ったので、いい作り方かどうかはよく分からないけど...
こんなの↓。
100円ショップで綿麻(綿と麻の混紡)のわりと大きめの布(花柄)を見つけて、フキンにでもしようかと買っておいたのを手持ちの綿麻の布と合わせて使ってみました。あまり布でティーマットも。
間にアイロン接着キルティング綿を挟んでいるのですが、同じ形のドーム型を2つ作ってからかがり縫いで作るので、手縫いでも厚いティーコジーを縫うことができます。(説明図では接着芯と書いていますが、アイロン接着キルティング綿の間違いです。)
接着キルティング綿はアイロンで接着する際につぶれるので合計4枚使っていますが、普通のキルティング綿なら2枚で、6の工程で仕付けをしてから縫えばいいのではないかと思います。
今日は、午前中メジャー中継を見ながら作り方の説明図もExcelでチマチマ作った(関連記事→『Excelでお絵描き』)ので、この後で型紙の起こし方から、覚書がてら書いておこうと思います。
【型紙の起こし方】
1. ポットの周囲、最も太い場所をメジャーで測ります。
2. コピー用紙などを当て、この長さ+2cmを横幅として、ドーム型におおよその型を取ります。(高さはポットの高さの+5cmくらい)
3. 別の紙に製図します。
説明にするとやや複雑に感じますが、半円の直径を幅と同じにする必要があるので、逆算して下の長方形の高さを決定しています。
実際に作った型紙は幅24cm、高さ20cmなのですが、12cm(24cmの半分)の半径を持つ半円を含めて高さを20cmにするには高さ8cmの長方形が必要です。
従って、幅24cm、高さ8cmの長方形を描いてから、上辺の中央にコンパスを当て、半円を描きます。
手元に1cmの方眼になっている工作用紙があったので、製図は簡単でした。持ち手は単純に4×9cmの長方形なので特に型紙は作りませんでした。また、飾りのリボン場の布も実は後から思いつきで付けたので型紙はありませんが、各パーツのサイズは4の通りです。
コンパスがない場合は、(この例だと)24×20cmの長方形の紙を用意して半分に折ってから角を丸く描き、左右対称のドーム型の型紙を作ります。
或いは、こんな感じ(↓)の家型にするとか。窓やドアはアップリケで付ければ良さそうです。
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【ティーコジーの作り方】
4. 布の裁断
(説明図では接着芯と書いていますが、アイロン接着キルティング綿の間違いです。)
上記以外にトーションレースなどお好みで用意して下さい。
手縫いをするには、綿麻などの目のあまり詰まっていない布が針の通りがいいので縫いやすいです。
5. 持ち手の作り方
6. 表布と裏布にアイロン接着綿を貼り、縫う。
アイロン接着綿とは片面に糊がついており、低温のアイロンで布に接着できます。どうしてもアイロンで押しつぶされて薄くなるので、表布・裏布とも接着芯を貼っています。
キルティング綿が貼れたら、表布と内側の布を中表(=表側が内側に来るよう)に合わせて、周囲を縫って、返し口からひっくり返して返し口を閉じる、という作業を行います。(これでできる2つのパーツをかがるだけ(工程7)なので、手縫いでも厚みのあるティーコジーが作れるというわけです。)
周囲を縫うときは、まち針を打つだけでもいいのですが、仕付けをする方が縫うスピードが高まるので効率的です。縫い方は並縫いでも構いませんが、返しぐし縫い(2~3針毎に1回返し縫い)くらいの方がしっかりします。縫い始めと縫い終わりは2~3目返し縫いをして下さい。
表に返すときは、返す前に【ティーマットの作り方】の⑤のように角を斜めに切り落としておくと、角がきれいに出ます。表に返してから、針で角を引っ掻くようにして引っ張り出し、なるべくシャープに角が出るようにします。
返し口をかがるときは、斜めにかがるのではなく、『コの字かがり』にすると、糸が表にあまり出ず、きれいです。
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これでティーコジーの片側ができました。同じ方法でもう1枚作ります。
7. 持ち手を片側に縫い付けて、2枚を外表に合わせ、周囲をかがっていきます。
まずは持ち手を片側に縫い付けます。
次に別の片側を重ねて、本体を端からかがっていきます。
かがるときはコの字かがりで外側の布だけをすくって縫って下さい。ひと針毎に糸を引っ張って、裏布(内側の布)が見えないのを確認しながら縫っていきます。
最後に裏に返して、持ち手の片側を本体にかがりつけます。
8. 好みの装飾をつける。
上の図で、ステッチという言葉を使っていますが、これは正確には「なみ縫い」です。敢えて意図を二本取りにして縫い目(ステッチ)をアクセントにしています。
【ティーマットの作り方】
布のサイズはできあがりサイズをイメージして決めて下さい。今回は16cm四方のマットを作ったので、幅18cm(16cm+縫い代1cm×2)、長さ34cm(16×2+縫い代1cm×2)にカットしました。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。この記事がお役に立てれば幸いです。
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