『“カワイイ”に恋して~中原淳一と“カーネーション”の時代』
先日(2012年2月15日)にNHKの『歴史秘話ヒストリア』で放映された「“カワイイ”に恋して~中原淳一と“カーネーション”の時代」、ご覧になりましたか?
ブログ主はたまたま見て、中原淳一氏の多才さに驚かされました。
中原淳一氏が単なるイラストレーター(画家)ではなく、服飾の分野でも活躍していたことは知っていましたが、番組で若い女性のライフスタイル全般に於いて、これほど才能が溢れていたとは!
先日、大師の図書館(川崎市図書館大師分館)でたまたま下の本を見つけたので、借りてきました。
この本は、雑誌『それいゆ』、『ジュニアそれいゆ』、『ひまわり』に掲載された氏のイラストや文章にお嬢さんの中原すみれ氏が加筆して、イラストを作品にしたものが作り方と共に紹介されています。
多くは洋裁というか針と糸を使う手芸で、ブログ主の守備範囲からは外れているのですが、空き箱や空き瓶に布を貼って変身させたり、ラッピングのアイディアなど、現代の感覚から見てもおしゃれなものや、部屋を(お金を掛けずに)飾る工夫など、60年以上前のものとは思えない感覚です。
うろ覚えですが、番組で、戦時中の食料不足でサツマイモがご飯の代用食だった頃、スイートポテトをレシピ付きで紹介したり、せめて部屋でも明るく飾りましょうと、雑然とした棚を短いカーテン(カフェカーテンですね)で隠すことを提案したりしていましたが、その番組で紹介されていたような部屋のイラストもこの本では何点か紹介されています。
ブログ主の世代では、大橋歩(おおはし あゆみ)さんとかイラストを含めて憧れたけど、情報の少ない当時では、もっとカリスマ性があったんだろうということは、容易に想像できます。
こういう人の亜流は今でも多いけど、最近、読売新聞の付録の雑誌に2ヶ月続いてしょうもない特集が組まれてました。エコラッピングと称して、トイレットペーパーの芯を使ったラッピングとか、ドイツ式片付けの極意と称して、使ったものはすぐに元の場所に戻しましょうとか当たり前のことを書いていたり...
結局、こういうのは、戦前から全て中原淳一が既に提唱していたことの焼き直しみたいなものなのですね。
この番組、録画してもう一度じっくり見たいからNHKネットクラブでリクエスト出しているのに、なかなか再放送されない...
(´・ω・`)
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