臘月(ろうげつ)
先日、100均で独楽を見つけたので、お正月に飾ろうと買ってみました。
で、ちょっと気が早いけど、鏡餅なんかと並べて置いてみたらこうなりました。
ミカン(本当はダイダイですね)は今年は紙粘土で作成。
元々の紙粘土(100均で購入)は三色あって、それぞれはかなり派手な色なのに、混ぜるとスモーキーな色合いになるんですね。
なんだかマジパンで作ったお菓子とか、和菓子の練り切りみたいでいい感じです。
(鏡餅の正しい飾り方は昨年の記事『臘月』を参照して下さい。下にExcelで描いた鏡餅の絵も追加しました。こんな感じで昆布とかウラジロ、ユズリハなどを飾り付けます。)
この記事のタイトル、昨年も同じタイトルで記事を書いたので読み直してみたら、「臘月(ろうげつ)」という言葉だけ紹介して、意味を書いていなかったのに気づきました。
臘月とは12月の別名で、
臘月 ←こういう字を書くんだけど、この「臘(ろう)」というのは、辞書によれば、祭祀の名前だそうで、「臘祭(ろうさい)」とも呼びます。
冬至の後、第三の戌(いぬ)の日に行う祭りで、その年に生じた百物を並べ集めて祖先や神々に供えるもので、この祭がある月だから12月の別名です。
こんなことを書いていたら、日経の付録(雑誌)に「大晦日(おおみそか)」の語源や年末の風習について書いてあったのを思いだしたので、覚書として書いておきます。
それによると、12月31日を意味する「大晦日」という言葉が使われ出したのは江戸時代と比較的新しく、それ以前は「大晦(おおつごもり)」と呼ばれていました。30日(旧暦では月の最後の日)が「晦(つごもり)」と「晦日(みそか)」で、「つごもり」は「月(つき)が籠(こ)もる」からだそうで、「みそか」の語源は、なんと、「み(三)・そ(十)・か(日)」という語呂合わせなんだって。
年越しそばも江戸時代からの風習で、その由来には諸説有り、「借金取りに忙しい商人が時間をかけずに食べられる食べ物として広まった」とも、「そばの麺は細く長いので長寿や家運に掛けて」というものや、「そばはうどんに比べて切れやすいので、年の苦労や厄災を断ち切る」とい説もあるそうです。
大晦日にそばを食べない土地もあるそうで、代わりに出世魚である鰤(ブリ)や「栄える」に通ずる鮭(サケ)を「年取り魚」と呼んで食べるのだそう。
この時期は、色々なものにこういった蘊蓄(うんちく)が書いてあり、興味深かったので、ついでに...
よくお正月の縁起物として「松竹梅」が使われますが、これは『論語』に由来するそうで、三つとも冬の寒さに耐える(常緑であったり、花を咲かせたりする)ことから、「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」と呼び、古来、縁起のよいものとされてきました。
辞書で調べたら、論語に由来する「歳寒の松柏(さいかんのしょうはく)」という表現があって、松や柏(このてがしわ)が寒い季節(歳寒)になっても緑の色を変えることがないことから、「どんなに苦しい事態に陥っても決して節操を変えず、信念を貫き通す」ことの喩えなのだそうです。
« 祝 大ちゃん日本球界復帰! | トップページ | 角打ち »
みーちゃんへ
たまたま、記事の文章を修正していたので、ほぼ即レスですw
お褒め頂き、ありがとう
でも、このミカンは小学生の粘土細工並だから恥ずかしい
みーちゃんのブログも更新を楽しみにしています。
投稿: 大師小ブログ主 | 2011/12/25 12:11
ブログ主さんはデジタルのピクチャーも上手に書きますけど
アナログの方も器用にやりますね
投稿: ミーちゃん | 2011/12/25 12:01