なんで「七夕」を「たなばた」っていうの?
もうすぐ七夕ですね。
せっかく織姫と牽牛が年に1回逢える日だというのに、梅雨の最中で、大概天気は悪いんですが...
実はブログ主の誕生日でもありますが、まぁ、どうでもいいですね
中国の七夕伝説は奈良期に日本に入ってきたそうで、ロマンチックな物語は、万葉の歌人の創作意欲をかき立てたのか、例えば、山上憶良(やまのうえのおくら)は万葉集の中で、
『天の川相向き立ちて我が恋ひし君来ますなり紐解き設(ま)けな』
という色っぽい歌を詠んでます。「設く」は「準備する」という意味です。(今だったら、「勝負パンツ履くぞぉ!」みたいになっちゃうのかな? )
また、日本の貴族の間では、中国の風習「乞巧奠」(きっこうでん/きこうでん)に由来する星祭りを行いました。この日は織姫と牽牛を祀(まつ)り、管弦、裁縫、詩歌などの技芸の上達を願う日でした。
「奠」は「祀る、供え物を神前に安置して祀る」という意味で、「台上に酒壺を安置したさま」を表す会意文字です。
日本最初の乞巧奠は、755年に清涼殿でおこなわれたそうです。
「たなばた」という言葉は元は「棚機」、つまり「はた・織機」を意味し、織姫を「棚機つ女(たなばたつめ)」と呼ぶようになってから、それを略して「たなばた」自体で織姫を指すようになりました。
これらの風習とは別に、日本では7月7日は「盆はじめ」で七日盆(なぬかぼん)と呼ばれ、墓掃除をしたそうです。また、長い梅雨で不浄になったものを洗い清める意味か、女性は髪を洗い、行水をしたり、食器を洗うなどという風習があったそうです。
笹に短冊を飾るのは近世になってできた風習だそうで、色々な風習・伝承がごっちゃになっているのが現在の『七夕』なんですね。
なお、星座では、織姫=ベガは琴座の星ですが、小学生の時に買ってもらった『星座と伝説』によると、ベガとは「落ちる鷲(ワシ)」という意味だそうです。すぐ近くにある2つの四等星と共に正三角形を作っていて、この三角を「翼をたたんで落ちる鷲」と見たからです。
彦星(牽牛)はワシ座のアルタイル。これは「飛ぶ鷲」の意味だそうです。
この2つの星とはくちょう座のデネブを結ぶ三角形は『夏の大三角』として有名ですね。
さて、今年は晴れるかな?
« 室内用の乾電池式センサーライトを買ってみた | トップページ | (」´0`)」<SONGS「クイーン」再放送ですよ~ »
« 室内用の乾電池式センサーライトを買ってみた | トップページ | (」´0`)」<SONGS「クイーン」再放送ですよ~ »
コメント