Google Analytics(Googleアナリティクス)の活用
Googleアナリティクスというのをご存じですか?
Googleが提供するWebアクセス解析ツールのことで、無料で使用できます。
ブログ主が管理している大師小同窓会HPでも使用していますが、日々、どのくらいサイトにアクセスがあるかというだけでなく、どのような経緯で訪問したのか(リンク元や、検索エンジンでどのようなキーワードを入力して見つけたのか等)、訪問者が初めてなのかリピーターなのか、あるいは、サイトの直帰率(一度サイトを見ただけで「戻る」ボタンを押してしまうのか、それとも別のページをクリックしてサイトに留まるのか)、等々、企業やネットショップのサイトを運営していたら知りたい情報をレポートにしてくれます。
(同窓会HPではさほどアクセス数を求めておらず、Google Analyticsは実験のために入れているようなもので、実際に活用しているのは、サポートしているネットショップの分析です。)
かなり奥が深くて、ブログ主もまだまだ勉強中。詳しいサイトも他にあるので、詳しい説明はそちらに譲りますが、アカウントを登録し、発行される集計コードを解析したいページに埋め込むことで、解析データを集めたリポートを作成してくれます。
いくつか画面をご紹介します。
下は、レポートのトップページ。マイレポートというサマリーページです。
マイレポート
上の画面は少し加工してあり、訪問者数のグラフにページビュー数を重ねて(※)います。
訪問者数とは文字通りサイトを訪問した人の数で、例えば、トップページからあちこちのページをクリックして閲覧しても1人とカウントされます。正確には、30分でセッションが切れてしまうので、30分以上連続で閲覧をしていると、2人とカウントされます。
なお、Google Analyticsは日本語化を進めていている過程で、英語をそのままカタカナに置き換えたものから、さらに翻訳語というように変わってきています。この「訪問者」という言葉は、少し前までは「セッション」と呼ばれていて、2011/05/04現在では、日本語と英語(カタカナ語)は若干混在しているようです。
ページビューとは、閲覧されたページの数。画像が小さくて分かりにくいのですが、訪問者数とページビュー数のY軸単位が異なるので、一見訪問者数>ページビュー数のように見えますが、実際は下のようになっています。(カーソルをグラフの上に持っていくと説明がポップアップします。)
(図2)
ちなみに、2つのグラフを表示させるには、グラフの上のタブをクリックし、「2つの統計情報を比較」モードを選び、追加する統計情報を選びます。
図1の折れ線グラフの右上は期間で、デフォルトは1ヶ月ですが、プルダウンボタン(▼)をクリックすることでfrom-toを変更できます。
各種レポート
左側のメニューを切り替えることにより、様々なレポートを見ることができます。
例えば下の画面は、「トラフィックサマリー」(の画面下の部分を切り取ったもの)で、訪問者(セッション)がどこから来たのかが分かります。
「ノーリファラー」とはブックマークなどをしていて訪問した人の数で、検索エンジンや他サイトなどのリンクを経由していない訪問者です。
下はキーワードの10位までを表示したレポート(の画面下の部分を切り取ったもの)。
と、まあ、ご紹介したのはほんの一部の機能です。
マイレポートのカスタマイズ
マイレポートに、自分がよく使用するレポートを並べることもできます。
カスタムレポート
また、様々な条件で絞り込んだレポートを作成できる機能や、それを定期的にメールに送信したり、PDFで見たりすることも可能です。
以下はマイレポートの定期配信の設定
(図7)
このように、様々なレポートを利用できるGoogle Analyticsですが、レポートはサイトの(アクセス状況の)ある一面を切り取ったものに過ぎません。
重要なことは、レポートの傾向から仮説を立てて、(他のレポートでその仮説を補足し)、対策を立て(サイトを改善ししたり、広告を出したりし)、さらにその効果を捕捉する、といった分析&応用能力です。
このあたりの手法が一番知りたいところですね。
ブログ主が参考にしているのは下の書籍です。比較的大きな書店で探しましたが、現在、具体的な活用例が紹介されてる書籍はこちらだけだと思います。
商品ページの改善例とか、楽●天市場などで商品ページを作る際にも参考になりそうです。
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