臘月
タイトルは「ろうげつ」と読み、12月の別名です。
臘月 ←こういう字(意味はこちらを参照して下さい→『臘月(ろうげつ)』)
先日、買い物に出たとき、鏡餅が売られていたので、小さなものを2つ買ってきました。そのあと、ホームセンターで小さな三方(さんぽう)を見つけ、帰りに買おうと思っていたら忘れちゃった。次回、買ってこよう。
だんだん、昔からの風習が失われつつあり、私自身もだいぶ簡略化をしているけれど、なんとなく気にはなって、一応、それっぽいことはやっています。
鏡餅って、正式にはどう飾り付けるのだろう?と思っていたら、タイムリーなことに、今朝の日経の付録に「お正月の言葉でひもとく日本のしきたり」という特集がありました。
画像はWikiから拝借したもので、かなり豪華な飾り付けですが、基本は、三方に半紙を載せ、裏白とユズリハを置いて鏡餅を載せ、餅の上に橙(ダイダイ)を載せるのだとか。
ユズリハ(譲り葉)は、新しい葉が出てから古い葉が落ちることから、橙と同じような縁起物とされているようです。
それ以外に、縁起を担いで昆布(「喜ぶ」の語呂合わせ)や串柿(家族の円満を表す)、するめいかを飾ったりもするとか。
飾り方も大事だけど、気をつけなくてはならないのが、飾りつける期日。
28日迄に飾り付けるのだそう。
それは、29日が「二重苦」を連想させるので嫌われており、30日や31日では「一夜飾り」となるためだからとのこと。
肝心の鏡餅の由来ですが、お正月に年神様(新しい年の運気と生命力を与えてくれる神)に捧げるもので、丸い形は神事の鏡、大小の餅は太陽と月の二つの福徳が重なっていることを表すそうです。
ここまで書いて、この特集の監修者の名前を見て思いだしたのが、以前買ったこの本(↓)
『なぜ日本人は賽銭を投げるのか』(文藝春秋社/新谷尚紀著)。
この著者による記述でした。
日本の民俗信仰を説明する本で、俗習とか、「これはどういう意味だろう」と思うことの起源などを分かりやすく説明しているので、季節毎にパラパラと捲って読んだりしています。
この本からの受け売りですが、12月の別名「師走」は、いかにも新しい言葉のようですが、既に平安時代には、「師も走るほど忙しい」という意味で使われていたそうです。
何がそんなに忙しいのかというと正月を迎える準備というわけですが、その昔は年内に貯まった借金(というか「つけ」)を返すのが重要なことだったそうで、ベイスターズのように、毎年借金を踏み倒していたわけではないのですねぇ。
来年こそは貯金を作ってシーズンを終えますように...
(ー人ー)ナムナム
毎年、「徳政令」を当てにしていては困ります。
と、この顔文字を書いていて、ふと、昨日テレビで見た小野田寛夫さんの特集を思い出しました。
上で「年神様」と書いたけれど、ジャングルにいる間、神仏に頼るということは一切なかったそうで、その理由は、「宮本武蔵と同じ考えで、神仏に頼ると、心に隙ができるから」というようなことを仰ってました。
柔和な顔でそう仰っていましたが、発見された当時の映像を見ると、眼光が鋭く、どこかで見た目つきだなあと思っていたところ、幕末の写真に写っている志士の目がそれでした。
この番組は前から楽しみにしていて観たので面白かったのですが、そのままテレビをつけっぱなしにしていたためにたまたま観た「昭和歌謡黄金時代 ~三波春夫・村田英雄~」というのが、予想に反して面白かった。
特にこの曲(↑)『俵星玄蕃』は聴いていて鳥肌が立ったほど。(←誤用と知りつつ、よい意味で使っています。) YouTubeで見つけたので貼っておこう。
年末と言えば『忠臣蔵』ですものね。
あ、そう言えば、年末(というわけではないけれど)恒例だった、あの番組が帰ってきます。
あの番組とは、「プロ野球好プレー・珍プレー」。
ヾ(゚∀゚ )ノ゙
しかし、ゲストAKB48って...('A`)
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