小掃除 その二 電球・蛍光灯の交換
「掃除」には直接関係ないけれど、大掃除の時に合わせて照明器具の蛍光灯や電球を交換することがよくありますよね。
たまたまトイレの照明(天井埋め込み式)のカバーを掃除するためにカバーを外してみたところ、白熱電球が黒ずんでいたので、ついでに取り替えました。
これは普通の60Wの電球で、買い置きがあったので問題なく交換。
まあ、こういった分かりやすい照明器具はいいのですが、家の中には種々の照明器具があり、交換のために外して見ると、ワット数などの印字が剥げて読みにくくなっていたりすることがあって、慌てたことがあります。
それで、交換の度にパッケージの型番などが表示されている部分切り取って「階段用」などと書いては、電球などをストックしている物入れの扉の裏に貼り付けたポケットに放り込んでいます。
これは電球や蛍光灯だけでなく、ボタン電池のパッケージも、見た目が同じようで、いつも交換する度に紛らわしいなあと思っているので、器具名などをメモしてから、同じポケットに放り込むようにしています。
白熱電球と言えば、少し前に、経済産業省から非効率性や省エネなどを理由に2012年までに白熱電球の生産を中止するように生産企業へ要請を出した、という報道がありました。
同調した企業が数年後に“代替のきかない”白熱電球を除き、生産を中止すると発表しています。
今後も細々とは生産され、大手メーカーが生産を中止しても、100均なんかでは手に入るのでしょうけど、ヨーロッパでは、こういうことは徹底されるので、昨年9月からは100Wの白熱電球の販売が中止となり、ドイツではその前に買いだめする人が続出したという記事を読んだ覚えがあります。(まあ、そうするよね... )
この記事を確認するためにGoogle先生に聞いてみたところ、政府のレポートに、欧州では家庭用照明の80%近くが白熱電球と書かれているのを見ましたが、日本の一般家庭では逆に8割くらいは蛍光灯なんじゃないでしょうかねぇ...
白熱電球がなくなったら、お盆の提灯が回らないし
まあ、それはともかく、コストや効率の面から、白熱電球と蛍光灯、それぞれ適した所に使用すべく、特徴を知っておくと便利かと思います。
(前にも書いたことがあるけれど、)白熱電球に代えて電球型蛍光灯を使用する場合、電気代は蛍光灯の方が圧倒的に安いけれど、
- 立ち上がりが遅い・・・点灯した直後は70%程度の明るさで、20~30秒くらいかかって100%の明るさになる。
- 点灯の頻度が多いと寿命が短くなる・・・調べてみたら、1回の点灯で1時間くらい寿命が縮む。
そうです。
トイレなんかは電球が最適と言われるのは、こういった理由ですが、蛍光灯でも○○プレミアとか、高級なタイプはこの辺りが改善されて寿命が長いようです。(調べているときに、大手メーカのサイトに照明Q&Aがあり、分かりやすかったのでリンクを貼っておきます。)
今回、電球について色々と調べたのは、実はずっと疑問に思っていたことがあったからです。
それは、 『調光器付きの照明に電球型蛍光灯を使えないのは何故か?』 ということ。
(調光器対応の蛍光灯はあることはありますが、デザインやワット数が限られています。)
実は、居間の照明が調光器付きのもの(ON/OFFのスイッチ以外に調光用のダイヤルが付いている)にも関わらず、1年くらい前から、白熱電球が切れると蛍光灯に代えていたのですが、ダメなはずなのに問題なく使えていることに疑問を持っていたからです。(調光ダイヤルは使わないよう、常にMAXに設定しています。)
それで、電球のメーカに問い合わせてみたところ、その理由が分かりました。
素人相手にかみ砕いた説明なのですが、聞いた通りに書くと、
- 調光器付きの照明器具のスイッチ部分には半導体があり、これを経由して電流が流れることにより、たとえ調光ダイヤルをMAXにしていても、電圧の波形が乱れる。
- その結果、蛍光灯内のトランジスタ回路が故障したり、コンデンサーがパンクして中の液体が漏れ、白煙を出したり、チラついたりすることあり、要するに蛍光灯の寿命が短くなる
とのことです。
念のため「火災を起こす危険性は?」と質問したところ、発火するような物質は使用していないとのことですが、まぁ、使わないに越したことはないですね。
調光機能を使わないのならスイッチ部分を交換したらいいともアドバイスされました。つまり、調光用の半導体がないタイプのスイッチに交換するということ。
ということで、近々、電気工事店に相談してみます。
追記: 後日、電気工事店に依頼して、調光器を取り外し、パネルとスイッチを交換して貰ったのですが、3,600円程でできました。
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