『かわいそうなぞう』
今朝(14日付け)の日経新聞文化面に『わたしの見たかわいそうなゾウ』という本の話題が載っていました。
澤田喜子さんという、1940年から42年間に渡り上野で券売やジムの仕事をされていた方の回顧録だそうで、6年前に亡くなった際に出てきた厚さ10センチにもなる原稿を基にまとめた本だそうです。
『かわいそうなゾウ』とは、戦時中の1943年、逃走したら危険ということで餓死させられた二頭のゾウ、ワンリーとトンキーの話で、絵本にもなっています。
絵本は読んだことがないけれど、子供の頃にこの話は何度かテレビや雑誌などで耳にして知っていました。でも、この記事を読んで、「あれ?ゾウの名前は花子じゃなかったっけ?」と思い、調べたら、ワンリーの別名が花子だったんですね。何年か前にドラマ化されたときは『ゾウのはな子』というタイトルになっていたようです。
ゾウのはな子と聞くと思い出すのは、このコピペ。
千の風になってドラマスペシャル「ゾウの加賀」
第二次暗黒大戦のさなか、政府から横浜動物園に投手を処分しろとの通達が下った。
飼育員の石川、カスティーヨたちは涙ながらにピッチャーたちにエラーを与えた。
同じく飼育員の村田、スレッジも涙ながらにノーヒット、ゲッツーを与えた。
最初にライオンの三浦、そしてキリンの清水が力尽きた。
しかし、ゾウの加賀はそれでも0点に抑える。
横浜動物園では最後の手段として、加賀に点を与えず餓死させるという苦渋の決断を下した。
武山がマウンドに行くと加賀は点が貰えると思い、「コーナーをつく」や「緩急をつける」などのありったけの芸をみせる。
武山は号泣した。
「加賀、もう、いいんだ、もう、いいんだよ…」
加賀はとうとう力尽きてしまった……。
(´;ω;`)ブワッ
防御率に対して3勝12敗が悲しい...ちなみに援護率は2.44
加賀選手インタビュー(00:02:30あたりから→直接リンクはhttp://www.youtube.com/watch?v=yq_eNjfVbD8#t=2m30s) 無援護のことを聞かれて、「えへへ」と笑ってごまかしています。
来年は2桁勝利を期待していますよ~ (^0^)/
他にも若いピッチャーや野手で期待する選手はいるけれど、中でも期待するのは筒香嘉智(つつごう よしとも)選手。阪神戦での初ヒット初HRはお見事でした。
ハマスタWAVE YB-T 2010年10月07日7回裏(←埋め込みコード取得不可のためYouTube直接リンク)
バッティングフォーム比較のための参考映像:95/07/15 鈴木尚典逆転サヨナラ3ラン
ゾウに話を戻すと、昨日、久しぶりに病院に行った帰り、いつものように書店を物色して買った本の一冊が、『お江戸でござる』
お江戸でござる 価格:500円(税込、送料別) |
若くして亡くなった杉浦日向子さんの江戸文化蘊蓄(うんちく)集です。
最近堅い本ばかり読んでいたこともあり、各章が短くて面白そうなので買ったのですが、『舶来品』という章に初めて渡来したゾウの話がありました。
享保年間に渡来したゾウは、長崎から江戸に運ぶ手立てがないので自力で歩かされたとか。天皇に拝謁するために従四位(じゅしい)を与えられたとありますが、老中に与えられるくらいの格だそうです。
他に買ったのは、『ピカレスク-太宰治伝-』(猪瀬直樹著)と『浅田次郎新選組読本』(浅田次郎著)。
ピカレスク 価格:780円(税込、送料別) |
浅田次郎新選組読本 価格:680円(税込、送料別) |
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