NHK 『妖しき文豪怪談』...よりも怖い話
23日午後10時からNHK BS hiにおいて四夜連続で放送されている『妖しき文豪怪談』8月23日~26日 午後10時/再放送 8月29日 午後9時~午前1時30分)を三夜まで観ての感想は...
(;^ω^)
という感じ...
そもそも、芥川龍之介の『鼻』が何故怪談?とは思ったけれど、『怪談』を「奇談」とか「人間の心に潜む怪、醜悪さ」と拡大解釈してのセレクションなのかな?
ちなみにラインナップは、
第一夜 川端康成「片腕」(原作・・・電子文藝館)
第二夜 太宰治「葉桜と魔笛」(原作・・・青空文庫)
第三夜 芥川龍之介「鼻」(原作・・・青空文庫)
第四夜 室尾犀星「後の日」(原作は『童子』・『後の日の童子』)
で、室尾犀星の作品以外は既に著作権が切れているのでネットで全文を読むことができます。(「後の日」については→『残暑厳しき折ですが、そろそろ「読書の秋」』もご参考ください。)
「片腕」は監督のインタビュー通り、台詞などもほぼ原作に忠実に作られた作品で、原作を併せ読むことで楽しめました。全ての作品の後には作家の生い立ちや作品の背景といったドキュメンタリーが付いており、現在川端康成記念館となっている非公開の邸宅内部といった貴重な映像も見られました。
「葉桜と魔笛」の原作は「女生徒」、「皮膚と心」といった作品とよく似た、女性の心理を描き、読後に余韻の残る小品。何故か映像作品はJホラーみたいなテイストになっていました。
「鼻」は原作をモチーフとした全くのオリジナル作品。色々と事情があるのかも知れませんが、ドキュメンタリー部分を大幅に削って、メイキング風景や監督のインタビューが延々と流されて、他の二作品とは異質なものでした。
ここまで観てきて、期待しただけに失望感が...
ちょっと気になって、感想を検索してみたら、BSということもあって視聴者が少ないのか、あまりブログなどは検索できなかったけど、Twitterでの番組に関する「つぶやき」がまとめて表示され、何故か賞賛ばかり...
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
そう、Twitterって、なんだか胡散臭いんですよね。
話題になったときに調べてみて、色々な利用法があるのは知っていますが、その一つが口コミという名の新手の広告媒体かと...
少し前に話題になった、「食べられるラー油」とかいうのもTwitter経由で広まったようです。ラー油の味については否定しないけど、出所の分からない口コミというのは怖い気がします。
まぁ、ラー油なんて安いものだし、試してみて口に合わなければリピートしないだけだからよいのだけれど、自分の頭を少しは使わないと、ラー油だと思って本を注文するようなことをするのでは...(←レビュー欄が秀逸 )
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